東海プロレス

JWA東海プロレスとは

JWA東海プロレスは、愛知県名古屋市を拠点に活動する社会人プロレス団体です。1991年に脇海道弘一によって設立され、当初はJWA東海という名称でした。選手・スタッフは普段は別の仕事を持つ社会人でありながら、プロレスにかける情熱をリング上で爆発させています。

歴史

1991年6月18日、露橋スポーツセンターにて旗揚げ戦を開催。設立当初はアマチュアプロレス団体として活動していましたが、2000年より社会人プロレス団体へと移行しました。手作りの温かみとクリーンなイメージが支持を集め、地元メディアにも度々登場。1994年にはNHK教育テレビ「ソリトン 野望山馳参寺!」で特集されるなど、注目を集めました。

団体名の「JWA」は、1978年に日本テレビ「11PM」で行われた「アマチュアプロレス日本一決定戦」に由来します。藤本義一立ち合いのもと、ビッグ赤平とファイター藤本のライバル対決が実現。この試合後、ファイター藤本とビッグ赤平がアマチュアプロレス全国統一機構「JWA（ジャパン・レスリング・アソシエーション）」を結成。最盛期にはJWA関東、JWA関西、JWA盛岡、JWA浜松、JWA東海などが各地で熱戦を繰り広げました。

設立当初は予算の都合上リングを使用せず、レスリングマットを試合場としていました。コーナーにはバレーボールの審判台を立て、そこから飛び技を繰り出すというユニークなスタイルが特徴でした。1995年にリングを導入、2002年には名古屋市南区に道場を開設、2003年には津島市に道場を移転しました。

2006年6月25日、旗揚げ15周年記念大会を露橋スポーツセンターで開催。しかし、大会後、所属選手12名とレフェリー、リングアナウンサーが一斉に退団を表明。彼らは新団体DEP設立のために引き抜かれたことが判明しました。この出来事は脇海道に大きな衝撃を与え、その後の団体運営にも大きな影響を与えました。現在でもDEPとは絶縁状態が続いています。

2018年9月30日には、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケのオマージュレスラーであるザ・ニンジャが、本人との夢の共演を果たし、本家公認レスラーとなりました。

2019年には道場内に「プロレス図書館」を開業。脇海道が長年収集してきた2千冊ものプロレス雑誌を一般公開しています。

2024年3月31日、29年間続けてきた日本ガイシホールでの定期大会が終了。今後は道場内での不定期開催となります。

2024年4月28日には、脇海道vs超大物と題した道場マッチを開催。対戦相手としてウルティモ・ドラゴンが登場し、会場を沸かせました。

タイトル

JWA東海王座

歴代王者には、リキ石川、スタンガン高村、豊田仁史、シュガーウエイブヤス、ブラックアスカ、新名洋一、中村健介、野崎王我、豊田博、コスモ☆ソルジャーらが名を連ねています。

主な所属選手

脇海道弘一
ブラックにゃん太郎
豊田博
豊浦雄基
秋田直人
"サスケ公認"ザ・ニンジャ

著名な卒業生

中村伸能（現：ドラゴン・キッド）
* 平英夫（現：スペル・タイラ）

JWA東海プロレスは、社会人プロレスならではの温かさと、熱い戦いを繰り広げる個性的なレスラーたちが魅力の団体です。今後の活動にも注目が集まります。

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