東海聖書神学塾

東海聖書神学塾

名古屋市中区に校舎を構える東海聖書神学塾（とうかいせいしょしんがくじゅく、英語名称: Tokai Bible Theological Seminary）は、特定の教派にとらわれないプロテスタント系の超教派神学校です。

設立と指導者

本神学塾は、羽鳥純二氏によって創設されました。創設者である羽鳥氏は、長年にわたり初代塾長として学校の運営と教育に尽力しました。現在は、河野勇一氏がその職を引き継ぎ、塾長として神学塾の指導にあたっています。

教育理念

東海聖書神学塾は、教育理念として以下の三点を標榜しています。

聖書信仰: 聖書全体を誤りのない神の言葉として信じ、すべての教えの基礎とします。
福音主義: イエス・キリストの十字架と復活による救いを福音として堅く信じ、その伝達を重視します。
超教派: 特定の教派の枠を超え、広くプロテスタント諸教会との連携を保ちつつ、多様な背景を持つ学生を受け入れ、仕えることを目指します。

これらの理念に基づき、単なる学問としての神学だけでなく、信仰生活や実践的な伝道・牧会に根差した教育が行われています。聖書信仰を基盤とし、福音を明確に打ち出すことで、確固たる信仰を持つ献身者を育成することに重きを置いています。

教育プログラム

将来、キリスト教の働き人として献身を志す人々のために、いくつかの教育プログラムが設けられています。

教職志願者コース: 主に牧師や伝道者として働きたいと願う学生を対象とした、4年間の専門課程です。神学、聖書学、実践的神学など、教職に就くために必要な幅広い知識と技能、霊性を養います。
信徒奉仕者コース: 教会において様々な形で奉仕したいと願う信徒向けのコースです。2年または4年の期間が設定されており、自身の信仰を深め、より効果的に教会に貢献するための学びを提供します。
牧師夫人講座: 教会で牧師を支える夫人方を対象とした、隔週で開講される2年間の講座です。牧会現場特有の課題や、夫人が果たすべき役割について学び、互いに励まし合う場となっています。
牧師のための研究科: すでに牧師として働いている人々向けの課程です。月1回のペースで、牧会現場で直面する具体的な事例について深く研究し、学びを深める機会を提供しています。

これらの多様なコースは、教会内外で必要とされる様々な働きを担う人材を育成することを目指しています。

入塾資格

東海聖書神学塾への入塾を希望する者は、一定の基準を満たす必要があります。

学力: 高等学校卒業以上の学力を有していること。
* 召命と献身: キリストから明確な召命を受け、生涯を神への奉仕に献げる決意を持っていること。

これらの条件を満たし、真剣に神学を学び、神の働きに身を捧げようとする人物に門戸が開かれています。

東海聖書神学塾は、これらの教育活動を通して、教会と社会に貢献できる質の高いキリスト教指導者の育成を使命としています。

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