東白龍雅士

東白龍 雅士（とうはくりゅう まさひと）

東白龍雅士は、1996年4月17日生まれの東京都墨田区出身の大相撲力士です。彼の本名は白石雅仁で、現在は玉ノ井部屋に所属しています。身長は182cm、体重は132kgであり、最高位は2023年11月場所における東前頭15枚目です。

幼少期と相撲の始まり

雅士は小学校4年生の時に相撲を始め、5年生からはいくつかの相撲教室で技術を磨きました。初期の頃は勝つことができなかったため、4学年上の先輩である翔猿の技を真似たり、コーチに学びながら徐々に成績を上げていきました。中学時代には強豪校である葛飾区立大道中学校に通い、白鵬杯での優勝を果たすなど、その実力を示しました。高校は専大松戸高等学校に進学し、全国大会でも活躍しました。

大学時代と相撲部屋への入門

相撲部屋からの誘いも受けた雅士ですが、団体戦に興味を持ち、東洋大学へ進学。大学では個人タイトルを3つ獲得し、全国学生選手権大会での3連覇に貢献しました。大学3年時には全日本選手権でベスト8に入り、その成績を受けて玉ノ井部屋に入門することとなりました。入門時の彼は、思ってもみなかった玉ノ井部屋とのご縁を感じつつ新たな挑戦に臨みました。

入門後の成績と新十両昇進

2019年の初土俵から、雅士は順調に階級を上げていきました。三段目での優勝を遂げ、2020年には西幕下13枚目まで番付を上げたものの、一度目の負け越しを経験しました。その後も度々勝ち越し、2021年の名古屋場所では新十両へ昇進を果たしました。彼はその際、四股名を「東白龍」に改名し、その名には自らの由来と願望が込められています。また、新十両初場所でもまずまずの成績を残しました。

取り口とスタイル

雅士の特徴は、スピードを生かした突っ張りや引き技です。阿炎を目指す力士として、スピードや立ち合いを生かした戦法を持っていますが、自身の課題としてはアマチュア時代に身につけた叩きを克服する必要があると認識しています。また、彼の取り口は押し一辺倒な傾向がありますが、徐々にスタイルを確立しているところです。

プライベートと趣味

趣味としてはNetflixを楽しみ、好きな食べ物は肉や寿司、そして中華料理だそうです。また、漫画やインターネット番組も好んでおり、『ONE PIECE|ONE_PIECE』や『Mリーグ』が特にお気に入りです。

主な成績と今後の展望

現在の通算成績は192勝190敗11休であり、入幕を果たした位置で苦戦しながらも成績を重ねています。何度かの波を乗り越えつつ、さらなる飛躍が期待される新星です。2024年の今後の試合に向けての意気込みとともに、さらなる成長が見込まれています。

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