東葉高等学校

東葉高等学校

東葉高等学校は、千葉県船橋市飯山満町に位置する私立高等学校です。地元では「東葉高校」として親しまれていますが、年配の方々からは旧称の「船女（ふなじょ）」と呼ばれることもあります。全日制の普通科を設置しており、生徒たちは充実した学校生活を送っています。

沿革

東葉高等学校は、その長い歴史の中で、いくつかの変遷を経てきました。

1925年（大正14年）：教育者の賀川宣勝と古賀米吉によって、船橋実科高等女学校として開校しました。
1928年（昭和3年）：船橋高等女学校に改称しました。
1948年（昭和23年）：船橋学園女子中学校・高等学校となりました。
1996年（平成8年）：東葉高等学校と改称し、校地を船橋市宮本六丁目から現在の場所に移転しました。
2005年（平成17年）：男女共学となり、新たな歴史を刻み始めました。
2007年（平成19年）：通信制課程を開設し、多様な学習ニーズに応えてきました。
2020年（令和2年）3月：通信制課程の新入生募集を停止しました。

東葉門

東葉高等学校の正門として使用されている「東葉門」は、かつてこの地にあった旧家、近藤四郎左衛門家の長屋門です。明治中期に建てられたこの門は、桁行約20.6m、梁間約4.5mの堂々とした構えで、歴史的価値も高く評価されています。

学校が近藤家の屋敷跡に移転した際に修復され、現在は生徒たちの通学路として、また学校のシンボルとして親しまれています。この門は、国の登録有形文化財にも登録されています。

近藤四郎左衛門家

近藤四郎左衛門家は、江戸時代に上飯山満村の名主総代を務めた豪農です。苗字・帯刀を許され、江戸時代末期には幕府管轄の牧場の管理を任されていました。1849年には、12代将軍徳川家慶の獅子狩りの功績により、帯刀、乗馬、鉄砲の所持を許され、村人からは「大近藤」と呼ばれていました。「水戸の黄門か、飯山満の四郎左衛門か」と称されるほどの人物でしたが、昭和初期の農地改革によって没落しました。農地改革で手放した田畑は120町歩にも及んだと伝えられています。

また、この長屋門は、歌舞伎役者の阪東妻三郎が無声映画「野火の兄妹」を制作した際に撮影に使用されました。飯山満地区に「近藤」という姓の旧家が多いのは、この近藤四郎左衛門家に由来します。

アクセス

東葉高等学校へのアクセスは以下の通りです。

東葉高速鉄道 飯山満駅・新京成電鉄 前原駅より徒歩15分
JR総武線 船橋駅・東[[船橋駅]]より船橋新京成バス

著名な出身者

東葉高等学校の卒業生には、各界で活躍する著名人がいます。

若水ヤエ子（芸能人）：中退
根本美佐子（作家）

関連情報

東葉高等学校は、以下の学校と関連があります。

千葉県立船橋高等学校：創始者が同じです。
市川中学校・高等学校：役員や教職員の交流があります。

外部リンク

東葉高等学校

もう一度検索