松丸元気

松丸元気：リングアナウンサー、DJ、脚本家として多彩な才能を発揮するエンターテイナー

松丸元気（まつまるげんき）は、1970年 7月12日生まれ、京都府京都市出身のマルチな才能を持つ人物です。リングアナウンサー、ディスクジョッキー、脚本家として、幅広い分野で活躍しています。

経歴

元々は調理師を目指していた松丸さんですが、怪我によりその道を断念。幼少期から深夜ラジオに親しんでおり、その影響からラジオパーソナリティの道を志します。関西でラジオ関連の仕事を経験した後、30歳で活動拠点を東京に移しました。

プロレス・格闘技好きが高じて、プロレス関連の仕事も数多く担当。特に、全日本女子プロレスのリングアナウンサーを務めたことは、彼のキャリアにおいて大きな転機となりました。全女解散後は、DDTプロレスリング、マッスル、ユニオンプロレス、プロレスリング・ゼロワンなど、様々な団体でリングアナウンサーとして活躍。2017年からはプロレスリング・ノアでリングアナウンサーを務めていました。

また、声優関係の専門学校や養成所で講師を務める傍ら、ラジオ番組の構成作家やラジオドラマの脚本も手掛けています。

人物像

松丸さんの好きな色は赤と黒。好きなアーティストはヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。映画鑑賞が趣味で、週に一度は映画館に足を運びます。好きな映画は「ロッキー」「男はつらいよ」「メジャーリーグ」「蒲田行進曲」「機動警察パトレイバー the Movie|機動警察パトレイバー_the_Movie」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。自宅には500本以上の映画 DVDを所有しており、ウイスキー好きで、蒸溜所の見学ツアーにも参加しています。

ラジオDJとしてのルーツ

小学生の頃から、父親からもらった古いラジオ専用受信機で深夜ラジオを聴き、ラジオの世界に興味を持つようになりました。特に影響を受けた番組は、KBS京都ラジオの「ハイヤングKYOTO」とラジオ大阪の「OBCヤングラジオ」「サタディ・バチョン」。つボイノリオ、若宮テイ子、寺島まゆみのパーソナリティに影響を受けました。また、小森まなみの「mamiのRADIかるコミュニケーション」にも熱心なリスナーでした。

ラジオの世界を目指すきっかけは、つボイノリオと小森まなみであり、その後も両氏との交流が続いています。

25歳の時、関西の事務所でオリックス・ブルーウェーブのスタジアムFMのDJを担当。当時、つボイノリオの「ハイヤングKYOTO」復活を聞き、KBS京都に挨拶に行った際に、福井ディレクターの目に留まり、秋の番組メインパーソナリティに抜擢されました。当初、野球知識が乏しかったため、関係者を困惑させたこともありましたが、1996年のオリックス・ブルーウェーブのリーグ優勝時にはスタジアムDJとして活躍。この経験からオリックス・バファローズのファンになったそうです。

AMラジオ番組のパートナーは、名俳優・牧冬吉の夫人である牧吉佐登。番組には、お叱りのお便りが多かったものの、最終回で紹介したところ、福井ディレクターに褒められたことが嬉しかったと語っています。この経験から、「受け入れてもらうためには、自分の言葉で話す」ことを心掛けるようになったそうです。

深夜放送「M3森谷威夫のモリモリマニア」では、プロレスコーナーを担当し、冬木弘道、ハヤブサ、小橋建太、三沢光晴、桜庭和志など、数多くのプロレスラーがゲスト出演しました。日髙のり子や水樹奈々といった声優もゲストに迎えています。

脚本家としての活動

「M3森谷威夫のモリモリマニア」のラジオドラマコーナーで脚本家デビュー。FM滋賀の特番「Dream Of Antarctica ～南極大陸の夢～」では、構成・脚本を担当し、2008年度の日本民間放送連盟賞ラジオ番組教養部門優秀賞を受賞。翌年の「マザーレイク・ストーリー～伝説の琵琶湖湖族たち～」では、日本放送文化大賞ラジオ部門近畿地区グランプリとJFN賞企画部門地域賞を受賞しました。

講師としての活動

数々の声優専門学校や養成所で講師を務め、中嶋あき、中嶋ヒロ、後藤ヒロキ、伊波杏樹、サヘル・ローズなどの声優を育成しました。

リングアナウンサーとしての軌跡

関西在住時からプロレス関連のイベント司会をしていた松丸さんは、リングアナウンサーになる機会を探していました。吉本女子プロレスや大阪プロレス、KAIENTAI-DOJOなどに連絡を取るも、タイミングや距離の問題で実現せず、東京に出てきてから、全日本女子プロレスで念願のデビューを果たします。

全日本女子プロレスでは、先輩リングアナの今井良晴から手ほどきを受け、2003年 10月5日に後楽園ホールでデビュー。このデビュー戦は、スカイパーフェクTV!で録画中継されたため、緊張から声が裏返ってしまい、後に怒られたそうです。当時から、インターネット[[ラジオ]]DJや声優専門学校の講師をしていたため、関東近郊の試合やビッグマッチ時のみリングアナとして登場していました。初のメインイベントでの担当は、2004年 7月18日のオールパシフィック王座決定トーナメント決勝戦でした。

全女解散後、DDTプロレスリングなどのリングアナウンサーを歴任し、2013年には今井良晴追悼興行にも参加。2017年からはプロレスリング・ノアで活動していましたが、2019年10月に退社しました。コールスタイルは、全女スタイルのアナウンスで、パウンドの箇所を立ててコールするスタイルは、今井良晴リングアナのスタイルに似ています。

メディア出演

リングアナウンサーとしては、全日本女子プロレス、DDTプロレスリング、マッスル、ユニオンプロレス、プロレスリングZERO1、プロレスリング・ノアなどで活躍。

ラジオ番組では、「M3森谷威夫のモリモリマニア」や「フリーウェーブ水曜日」シリーズなど、KBS京都の番組を中心に数多くの番組を担当。その他、グリーンスタジアム神戸のスタジアムFMや、インターネット[[ラジオ]]など、幅広い媒体で活躍しました。

イベントMCやTV番組出演、ナレーション、CM、PV、オーディオドラマ、ゲーム、ドラマ、雑誌など、多岐に渡るメディアで活躍しています。

脚本・構成・執筆・講師・企画

FM滋賀の特番「マザーレイク・ストーリー」と「Dream Of Antarctica」で、日本民間放送連盟賞を受賞。その他、「森谷威夫のモリモリマニア」など、多くのラジオ番組の脚本・構成を手掛けました。

代々木アニメーション学院や東京アニメーションカレッジ専門学校などで講師を務め、後進の育成にも力を入れています。

トークLIVEイベントなど、数多くの企画も手掛けています。