松原町 (鹿児島市)

鹿児島市松原町

松原町は、鹿児島市の中央部に位置する町で、郵便番号は892-0833です。2020年4月1日現在の人口は1,803人、世帯数は1,248世帯となっています。1963年より、町全域で住居表示が実施されています。

地理

松原町は、鹿児島市の中央に位置し、北は船津町、南はパース通りを挟んで南林寺町、西は樋之口町、東は堀江町と接しています。町域全体が住宅街であり、事務所や店舗も混在しています。町の中心部を国道225号が走り、それに並行して大門口通りが通っています。西側には、島津貴久を祀る松原神社があります。この神社は、明治時代の廃仏毀釈で破壊された南林寺の跡地に創建されました。平田純貞の伝説から、歯の神様として信仰されています。

町名の由来

薩藩名勝誌によると、現在の松原町付近には「松原山」という山があったとされ、町名はこれに由来すると言われています。

歴史

明治初期には、鹿児島府下の松原通町として知られていました。1889年、市制施行により鹿児島市が発足し、松原通町は鹿児島市の一部となりました。1899年には、町名から「通」が取り除かれ、「松原町」と改称されました。1924年には、町域の一部が南林寺町に分割されました。1963年には、住居表示の実施に伴い、南林寺町の一部を編入し、松原町全域で住居表示が実施されました。

町域の変遷

松原町は、市制施行や住居表示の実施により、町域の変更を経験してきました。特に、住居表示の実施は、町の区画整理に大きな影響を与えました。

人口

1995年以降の国勢調査による人口推移のデータによると、松原町の人口は変動しています。詳細なデータは、国勢調査の結果を参照してください。

文化財

松原町には、市指定の文化財として「刀 銘奥大和守平朝臣元平」があります。これは、工芸品として貴重な文化財です。

施設

公共施設

• - 松原福祉館

教育施設

• - 松原保育園

郵便局

• - 鹿児島松原郵便局

寺社

• - 松原神社
• - 教王寺

小・中学校の学区

松原町内の小・中学校に通う場合、学区は鹿児島市の教育委員会が定める学区に従います。

交通

道路

• - 国道225号
• - パース通り（市道）

参考文献

• - 鹿児島市史編さん委員会『鹿児島市史Ⅱ』
• - 「角川日本地名大辞典 ４６ 鹿児島県」
• - 有田忠雄, 河口貞徳, 村田凞, 稲葉行雄, 村野守治, 四本健光, 紀野健一郎『鹿児島のおいたち』
• - 木脇栄『かごしま市史こばなし』
• - 鹿児島市HP「鹿児島市内の指定文化財等一覧表」

関連項目

• - 松原町 (曖昧さ回避)

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