松原秀

松原秀（まつばら しゅう）

1981年8月27日生まれ、滋賀県彦根市出身の脚本家、放送作家。現在は東京都中野区に在住。

経歴

松原秀は、ラジオ番組のハガキ職人としてそのキャリアをスタートさせました。特に『ナインティナインのオールナイトニッポン』では、下ネタを得意とする常連投稿者として知られていました。番組MCの岡村隆史の実家に押しかけたことがきっかけで一時「破門」されたものの、後に許され、食事を共にしたというエピソードも持ちます。

その後、吉本総合芸能学院へ入学しお笑い芸人を目指しますが、挫折。放送作家へと転身します。

作家としての活動当初は、お笑い番組やバラエティ番組の脚本・構成を中心に担当。2015年からはテレビアニメの脚本も手がけるようになり、『銀魂゜』の脚本を担当しました。続く『おそ松さん』では、1話と3話が映像ソフト化見送りとなるなど、話題を呼びました。

ハガキ職人から放送作家、そしてアニメ脚本家へという異色の経歴について、松原自身は『おそ松さん』で起用された理由を「ハガキ職人時代に見せた『ダメでもいい』という深夜の空気感への期待」と分析。キャラクターデザインを担当した浅野直之は「アニメにどっぷり浸かっていないからではないか」と語っています。

アニメ監督の藤田陽一とは、松原が参加した多くのアニメ作品で関わりがあります。

2016年には、東京アニメアワードの「アニメオブザイヤー」において、脚本・オリジナル原作賞を受賞しました。

実写映画『珍遊記』の脚本も手がけるなど、活躍の場を広げています。

主な参加作品

アニメーション

2006年：秘密結社鷹の爪 （脚本協力）
2013年：ぴったらず（OVA、脚本・演出）
2015年：怪獣酒場 カンパーイ!（脚本）
2015年 - 2016年：銀魂゜（脚本）
2015年：森のおんがくだん（Webアニメ、シリーズ構成・脚本）
2015年 - 2016年：おそ松さん（シリーズ構成・脚本）
2016年 - 2017年：クラシカロイド（脚本）
2017年 - 2018年：おそ松さん（第2期：シリーズ構成・脚本）
2019年：えいがのおそ松さん（劇場アニメ、脚本）
2020年 - 2021年：おそ松さん（第3期：シリーズ構成・脚本）
2022年：おそ松さん〜ヒピポ族と輝く果実〜（劇場アニメ、脚本）
2023年：おそ松さん〜魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会〜（劇場アニメ、脚本）

テレビ番組

エンタの神様（構成）- アンジャッシュ、東京03、キングオブコメディ、桜塚やっくんなど
主演 さまぁ〜ず 〜設定 美容室〜（2010年、脚本）
臨死!!江古田ちゃん（2011年、脚本）
AKB48コント「何もそこまで…」（2013年 - 2014年、構成）
NMB48 げいにん!（2012年 - 2014年、構成）
SKE48のエビフライデーナイト（2013年、構成）
絶対笑者（2013年 - 2014年、構成）
おぎやはぎと愉快な芸人（なかま）たち（2016年、構成）

ラジオ番組

SCHOOL NINE（2010年、構成）- 月曜パーソナリティ：東京03
裏方（超!A&G+、2020年 - 2022年、パーソナリティ）
裏表　松原秀とモグライダー芝大輔（超!A&G+、2022年 -、パーソナリティ）

実写映画

珍遊記（2016年、脚本）

その他

超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』（2021年、キャラクターコンテンツ、原作）

関連事項

ナインティナインのオールナイトニッポン - 素人時代に投稿していた番組
ハガキ職人
藤田陽一 - 松原が参加したテレビアニメで監督を務める

外部リンク

松原秀 (@matsubara2) - X（旧Twitter）
松原秀 (shu.matsubara.fox) - Facebook
* 松原秀のプロフィール - allcinema

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