松尾八幡平駅

松尾八幡平駅について

松尾八幡平駅は、岩手県八幡平市松尾に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）花輪線の駅です。この駅は、地域の足として、また観光客の利用も担っています。

歴史

松尾八幡平駅は、その歴史の中でいくつかの重要な転換期を経験しています。

1926年（大正15年）11月10日：国有鉄道の岩手松尾駅として、岩手郡松尾村に開業しました。当時は、地域輸送の拠点として重要な役割を担っていました。
1969年（昭和44年）11月1日：貨物の取り扱いが廃止されました。これにより、駅の機能は旅客輸送に重点が置かれるようになりました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取り扱いも廃止となり、駅の役割はさらに旅客輸送に特化していきます。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。これは、鉄道運営体制の大きな変化を示す出来事でした。
1988年（昭和63年）3月13日：駅名が現在の松尾八幡平駅に改称されました。これにより、駅の所在地名と観光地名が組み合わさった名称となりました。
1999年（平成11年）12月4日：CTC（列車集中制御装置）化により、駅は無人化されました。同時に、松尾八幡平駅長が廃止され、大更駅長の管理下に置かれることとなりました。
2004年（平成16年）3月：駅舎が簡素なものに改築されました。これにより、駅の維持管理コストが削減されました。
2018年（平成30年）6月1日：大更駅の業務委託化に伴い、駅の管理が盛岡駅に変更されました。これは、JR東日本の管理体制の変更によるものです。
2023年（令和5年）9月ごろ：駅の交換設備の運用が停止されました。これにより、列車の行き違いができなくなり、単線区間としての運用となりました。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスが開始される予定です。これは、JR東日本の新たなサービス導入を示すものです。

駅構造

松尾八幡平駅は、かつては相対式ホーム2面2線を有する、列車交換が可能な地上駅でした。しかし、駅舎反対側の旧下り本線（2番線ホーム）が使用停止となり、現在は旧1番線ホームのみを使用した1面1線の駅として運用されています。この変更は、2023年9月ごろに行われました。駅は盛岡統括センター（盛岡駅）が管理する無人駅で、かつて駅舎は存在していましたが、取り壊され、現在は簡素な待合室のみが残っています。

駅周辺

駅の周辺には、以下の施設があります。

県道45号柏台松尾線：駅の近くを通る主要地方道です。
国道282号：駅周辺を通る主要国道です。
東北自動車道 松尾八幡平インターチェンジ：高速道路へのアクセスが可能なインターチェンジです。

これらの施設は、駅の利用を支える重要な要素となっています。

隣の駅

松尾八幡平駅は、花輪線において以下の駅と隣接しています。

東日本旅客鉄道（JR東日本） 花輪線
北森駅 - 松尾八幡平駅 - 安比高原駅

その他

同胞 (映画)：旧松尾村内がロケ地となっており、終盤には改修前の駅舎や駅前が登場します。この映画は、駅の歴史的背景を示す資料としても重要です。

外部リンク

* 駅の情報（松尾八幡平駅）：JR東日本

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