大更駅

大更駅

大更駅（おおぶけえき）は、岩手県八幡平市大更に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）花輪線の駅です。駅は、八幡平市の中心部に位置し、地域住民の生活を支える重要な交通拠点となっています。

歴史

大更駅は、1922年（大正11年）8月27日に、花輪線の好摩 - 平館間の開通と同時に、鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅として開業しました。開業当初から、地域住民の足として、また、物資輸送の拠点として重要な役割を担っていました。

1934年（昭和9年）には、松尾鉱業専用鉄道が開業し、大更駅は鉱山へのアクセス駅としても機能するようになりました。その後、1948年（昭和23年）には、松尾鉱業鉄道の屋敷台 - 大更駅間が地方鉄道に転換され、1951年（昭和26年）には電化されました。

しかし、1972年（昭和47年）に松尾鉱業鉄道が廃止され、1982年（昭和57年）には貨物、1985年（昭和60年）には荷物の取り扱いも廃止され、駅の役割は徐々に変化しました。

1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となり、1999年（平成11年）にはCTC化により当直勤務が廃止されました。2016年（平成28年）には、東西自由通路併設の新駅舎建設工事が開始され、2018年（平成30年）に完成しました。同年に業務委託化され、盛岡駅の管理下となっています。

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駅構造

大更駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホーム間は構内踏切で連絡しています。かつて、松尾鉱業鉄道が分岐していた頃には、構内に直流1500Vの架線が張り巡らされていましたが、現在はその面影はほとんどありません。

現在は、盛岡統括センター（盛岡駅）が管理しており、JR東日本東北総合サービスが業務を受託する業務委託駅となっています。2018年5月31日までは管理駅として、東大更駅 - 兄畑駅間の各駅を管理していました。

駅には、みどりの窓口と自動券売機が設置されています。

のりば

下り線には、横取り（簡易分岐器）が設置されています。

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は188人です。利用状況は、近年減少傾向にありますが、地域住民の重要な交通手段であることに変わりはありません。

駅周辺

駅周辺には、八幡平市の公共施設や商業施設が集まっており、八幡平市の中心的なエリアとなっています。

バス路線

「大更駅前」停留所からは、以下の路線バスが発着しています。

岩手県北バス
A02：八幡平頂上
A11・A12：松川温泉
A13・A14・A51：八幡平マウンテンホテル
A52・A53：平館駅前
A81：八幡平営業所 / 松尾鉱山資料館
A02・A11・A12・A13・A14・A51・A52・A53・A71：盛岡バスセンター
八幡平市コミュニティバス（岩手県北バス委託）
上寺田・西根団地方面（平日朝夕のみ）

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■花輪線
東大更駅 - 大更駅 - 平館駅

かつて存在した路線

松尾鉱業鉄道
松尾鉱業鉄道線
田頭駅 - 大更駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 駅の情報（大更駅）：JR東日本

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