松本芳之

松本芳之（まつもと よしゆき、1952年2月13日 - ）は、岐阜県郡上郡八幡町出身の元プロ野球選手で、捕手として活躍しました。

関商工高から1969年にドラフト外で南海ホークス（現在の福岡ソフトバンクホークス）へ入団。しかし、当時の南海は、名選手兼任監督であった野村克也の存在が大きく、他の捕手はなかなか出場機会を得ることができませんでした。松本もその一人であり、長らく二軍生活を送ることとなります。

1977年には、捕手として17試合に出場しましたが、先発マスクを被ることはなく、指名打者として1試合に先発出場したのみでした。同年9月24日の対日本ハム戦（後楽園球場）では、途中出場ながら谷山高明からプロ初本塁打を放ち、1打数1安打1打点の記録を残しました。主に偵察要員としての起用が多く、野村克也が解任された1978年には、黒田正宏が正捕手として起用され、松本の先発出場は6試合にとどまりました。

広瀬叔功監督の構想からも外れ、1979年限りで現役を引退。選手としての輝かしい実績を残すことはできませんでしたが、その真摯な姿勢とチームへの貢献は、多くのファンの記憶に残っています。

詳細情報

年度別打撃成績、年度別守備成績については、割愛します。

記録

初出場・初先発出場：1974年9月23日、対日本ハムファイターズ後期8回戦（大阪球場）、8番・捕手
初本塁打：1977年9月24日、対日本ハムファイターズ後期10回戦（後楽園球場）、谷山高明からソロ

背番号

69 （1970年 - 1975年）
44 （1976年 - 1979年）

関連項目

岐阜県出身の人物一覧
福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

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