松林伯知 (3代目)

三代目 松林伯知：講談の世界で輝く女性講談師

基本情報

三代目 松林 伯知（しょうりん はくち）は、日本講談協会および落語芸術協会に所属する女性講談師です。彼女は神田紅の門下生で、真打としての地位を持っています。本名は田中 真弓で、9月7日生まれです。

経歴

松林伯知は茨城県水戸市三の丸で生まれ育ちました。東京女子大学の文理学部史学科を卒業し、在学中には狂言研究会に参加していました。大学の学生生活を送りながら「笑芸人」の編集部でアルバイトをしていたこともあり、その経験は後に彼女の芸に活かされています。

2009年、彼女は講談教室に通い始め、同年6月に神田紅に入門しました。入門後、11月には楽屋入りを果たし、前座として活動を開始します。2013年11月、努力の結果、彼女は二ツ目に昇進しました。

さらなる飛躍を遂げたのは2024年3月のことです。この時、真打昇進とともに「三代目松林伯知」という名を襲名します。その後、同年5月上席には、他の著名な落語家たちと共に真打昇進襲名披露興行を行いました。

芸歴

年次別活動

• - 2009年

- 6月：神田紅に入門
- 11月：楽屋入り、前座としてデビュー

• - 2013年

- 11月：二ツ目に昇進

• - 2024年

- 3月：真打に昇進、三代目松林伯知を襲名

人物像

松林伯知の趣味は多岐にわたり、映画やアニメ、ゲームを楽しむことが挙げられます。また、食べ歩きが好きで、特にB級グルメやカレーを巡ることに熱中しています。さらに、日本酒ナビゲーターや神田カレーマイスターの資格を持ち、食の深い知識も有しています。

彼女の芸は古典に留まらず、歴史に対する関心を生かした幕末から昭和の人物伝や文化史に関する新作講談を手掛けています。また、アニメやゲーム、昭和歌謡、映画などをテーマとした新しい作品も数多く持ち、その数は150作以上にも及んでいます。

彼女が二ツ目だったころの名「真紅」は、本名の「真弓」と師匠の名前である「紅」を掛け合わせたもので、師匠の紅は名付け親として彼女に真打昇進後もその名を名乗って欲しかったと語っています。しかし、松林伯知自身は襲名したいという思いを持ち続け、見事に彼女の望みが実現しました。

結論

三代目松林伯知は、女性講談師としてその実力を証明し続けている才能ある芸人です。古典から新作、さらには色々なジャンルに挑戦しながら、魅力的なパフォーマンスを展開しています。これからの彼女の活躍にも期待が高まります。

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