松田惠美子

松田 惠美子：タカラジェンヌから専門家への道

松田惠美子（まつだ えみこ）は、宝塚歌劇団の元トップ娘役として一世を風靡したタカラジェンヌです。彼女は兵庫県神戸市出身で、宝塚時代の芸名は五條愛川（ごじょう あいせん）と称され、愛称は「エコ」。彼女の公称身長は164センチです。音楽の才能だけでなく、琴の名取でもある彼女は、母親からの指導を受け、日本物ショーでもその腕前を披露しました。

略歴

松田の宝塚歌劇団への入団は1972年で、同期には高汐巴、峰さを理、寿ひずる、星原美沙緒などが名を連ねています。入団当初は男役としてスタートし、雪球組の公演『かぐら／ザ・フラワー』で初舞台を踏みました。その後1973年4月に雪組に配属され、1976年には『ムッシュ・パピヨン』公演で相手役として抜擢され、1977年に娘役に転向。その後は踊れる娘役として数多くの舞台に出演しました。

彼女は1978年に東南アジア公演に選ばれ、79年の新人公演『春風の招待』で初ヒロインを務めた後、79年11月に月組に移動し、1980年にトップ娘役に就任。榛名由梨の相手役として『スリナガルの黒水仙／クラシカル・メニュー』でお披露目を行いました。宝塚歌劇団を1982年7月31日に退団し、最終公演は『あしびきの山の雫に／ジョリー・シャポー』の東京千秋楽でした。

退団後の活動

退団後の松田は、心身の健康に興味を持ち、主に東洋医学に基づいた治療室で働くようになりました。身体構造や整体、カウンセリングなど多方面にわたって学びを深め、1992年に有限会社フォンス・アモーリスを設立。現在は、アメリカで開発された感情ストレスに関連するスリーインワン・コンセプツの最高資格者として、教育と指導に取り組んでいます。また、書籍の執筆や販売も行っています。

宝塚時代の主な舞台

松田が出演した主な舞台は以下の通りです。

• - 雪組時代

- 1976年 『白鷺の詩』／『ムッシュ・パピヨン』
- 1977年 『鶯歌春』エスガイ
- 1978年 『春風の招待』

• - 月組時代

- 1980年 『スリナガルの黒水仙』アスターナ姫
- 1982年 『あしびきの山の雫に』額田女王（退団公演）

松田惠美子は、宝塚歌劇団での華やかな舞台活動を経て、心と身体の健康境に新たな貢献を果たしています。彼女の経歴は、多くの人々に影響を与えるものとなっており、今後の活動にも注目が集まります。

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