松田慶三

松田 慶三

日本のプロレス界で異色の存在感を放つプロレスラー、松田慶三（まつだ けいぞう）は、1975年12月21日生まれ。そのキャリアは1995年にスタートしました。

経歴

IWAジャパン時代

1995年3月2日、IWA JAPANの岡山武道館大会で行われた菅原裕二戦でプロレスラーとして第一歩を踏み出しました。

長年にわたりIWA JAPANの主要選手として活躍し、2009年12月5日には新宿FACEで開催された大会でブラックバファローに勝利し、第7代IWA世界ヘビー級王座を獲得するという栄誉に輝きました。また、タッグパートナーである宇和野貴史と共に、第8代IWA世界タッグ王座にも就いています。

2010年7月10日には、自身のプロレスデビュー15周年を記念した大会がIWA JAPANによって開催され、その節目を盛大に祝いました。

しかし、2011年8月12日をもってIWA JAPANを退団し、活動の場をフリーへと移します。

IWAジャパン退団後の活動

フリー転向後、松田慶三は様々な団体のリングに上がります。

2011年10月28日のSMASH21に突如乱入。続くSMASH22からはレギュラー参戦を開始しました。このSMASHのリングでは、かつての仲間である平野勝美、市来貴代子、岡野隆史を招集し、「元Iジャ軍団」を結成。団体を超えた連携を見せました。

ユニオンプロレスでは、離脱した高木三四郎に代わる形で「新高木三四郎」として登場するなど、そのユニークなキャラクターを活かした活動も行いました。

プロレスリングFREEDOMSでは、空牙やベアー福田と共に新たなユニット「ヘイヘイヘイヤングボーイズ」を結成し、新たな風を吹き込みました。

2012年からは、自身の自主興行「プロレスリングDo」を横浜市を中心に定期的に開催。プロモーターとしての手腕も発揮しています。

2014年7月17日には、REINAの新木場大会に現れ、SMASH時代からの因縁の相手であった木藤裕次に対戦を要求。同年7月21日にはREINA横浜ラジアントホール大会にて、田村和宏と組んで木藤裕次・洞口義浩組とタッグマッチで対戦しました。

以降は、ガッツワールドプロレスリングにレギュラー参戦する傍ら、インディー団体を中心に精力的に活動。また、時には覆面を被り、別のキャラクターとしても全国各地の興行に出場し、その活動の幅をさらに広げています。

その他の活動

プロレス活動以外でも多才な一面を見せています。

かつてエンターテインメントプロレス団体『ハッスル』では、レイザーラモンHGに似たコスチュームを身にまとい、その偽者としてリングに上がるというパフォーマンスを披露しました。

2013年に行われたオンラインゲーム『アラド戦記』のイメージキャラクターオーディションでは、応募者の大半が女性という中で唯一の男性としてエントリーし、特別賞を受賞。ゲーム内では彼の名を冠したキャラクターも登場しました。

近年は、関東近郊のスーパー銭湯で熱波師としても勤務しており、プロレスラーとしての肉体と経験を活かしたユニークな活動として注目を集めています。

さらに、テレビCMや広告のモデル、エキストラとしても活動するなど、リング以外の場所でもその存在感を示しています。

主なタイトル歴

I.W.A.JAPAN
IWA世界ヘビー級王座（第7代）
IWA世界タッグ王座（第8代、パートナー：宇和野貴史）
VKFプロレス
VKF KING of WRESTLE NANIWA王座（第5代）
ガッツワールドプロレスリング
GWCタッグ王座（第11代、第14代、パートナー：YUJI KITO）

主なメディア出演

松田慶三は、プロレスのリングを飛び出し、様々なメディアでも活躍しています。

テレビ

有吉反省会（日本テレビ系、2017年10月28日）
帰れマンデー見っけ隊！！＆10万円でできるかな 合体3時間スペシャル（テレビ朝日、2018年11月12日）
10万円でできるかな（テレビ朝日、2018年11月21日）

ゲーム

アラド戦記（NEXON、2015年） - 松田クリーチャー 役

映画

どろろ（東宝、2007年、監督：塩田明彦） - 荒くれ者 役

MV

乃木坂46「その先の出口」（Sony Music Entertainment、2014年） - プロレスラー 役

CM

アラド戦記（NEXON、2015年）「回転一閃」篇

舞台

* 魔界（2017年 - ） - 島左近 役

松田慶三は、その長年にわたるプロレスキャリアと、多岐にわたるリング外での活動を通じて、日本のエンターテインメントシーンにおいて独自の地位を築いています。

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