松田晋二

松田晋二（まつだ しんじ）

松田晋二は、1978年5月24日生まれの日本のドラマーであり、福島県東白川郡塙町の出身です。彼はロックバンドTHE BACK HORNのパフォーマンスで広く知られています。バンドのリーダーとして活動し、“マツ”という愛称で親しまれています。

音楽活動とリーダーシップ

松田はTHE BACK HORN内で多彩な役割を持っています。バンドの曲「母さんの唄」や「未来ネズミ」ではボーカルも務める一方、映像作品「マニアックヘブン」では監督を担当しました。また、「天気予報」では朗読も行い、2006年の「マニアックヘブンVol.1」ではその楽曲において初めてセンターポジションとしてステージに立ちました。

松田は2010年に、同じく福島出身の音楽仲間である山口隆（サンボマスター）、渡辺俊美（TOKYO No.1 SOUL SET）、箭内道彦と共に「猪苗代湖ズ」を結成しました。彼らは共通の故郷をテーマに、音楽を通じたメッセージを発信しています。

震災への寄与

2011年の東日本大震災後、松田は「I love you & I need you ふくしま」というチャリティー曲のレコーディングに参加しました。この曲はインターネットで配信され、収益はすべて福島県への寄付に充てられました。震災直後には、THE BACK HORN名義で『世界中に花束を』という楽曲を制作し、同年3月30日に緊急配信。この楽曲の収益も震災復興の支援に寄付されました。

作詞提供とデザイン

音楽活動だけでなく、松田は他アーティストへの作詞提供も行っています。特に、KinKi Kidsのアルバム『N album』に収録された「雨音のボレロ」の作詞を手掛けました。また、THE BACK HORNのミニ・アルバム『情景泥棒』のジャケットデザインも担当し、アートにおいても重要な役割を果たしています。

使用機材

松田の使用するドラムはカノウプスを基本とし、シンバルにはジルジャンとパイステを用いています。ペダルはパール製を使用しており、スネア以外はDWを基本に構成されています。2011年時点では、DW 5000がメインセットのペダルでした。

メディア出演

松田はCMにも出演しており、江崎グリコの「チーザ」では旅館の番頭役を演じています。また、ラジオ番組『THE BACK HORN 松田晋二の「夜更けの囁き」』（DateFM）で土曜日にDJとしての活動も行っています。

結論

松田晋二は、音楽活動を通じて多くの人々と結びつきながら、故郷福島への愛情を注ぎ続けています。彼のルーツや音楽への情熱は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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