松藤英男

松藤英男（まつふじ ひでお）

松藤英男は、日本のドラマー、作曲家、編曲家であり、1954年4月19日に福岡県福岡市に生まれました。血液型はO型です。彼は、音楽業界での多様な才能を持ち、特に甲斐よしひろバンドでの活動で知られています。

来歴

松藤は福岡大学付属大濠高校に在学中、1年生の時に地元で人気のバンド「ピエロ」にリードギターとして参加し、レコードデビューを目指しましたが、メンバー間のトラブルにより1974年に解散を迎えました。その後、同年5月に甲斐よしひろが設立した甲斐よしひろバンドにドラムスとして参加し、甲斐バンドが結成されました。

甲斐バンドは、1986年に解散しましたが、松藤は1987年に初のソロアルバム『Pr!me』をキティレコードから発表し、自身の音楽スタイルを模索しました。しかし、1988年に予定されていた甲斐バンド時代のベストアルバム『THE DRUMMER'S DAYS』は、発売が中止されるという出来事もありました。

その後、甲斐バンドは1996年に期間限定で復活し、1999年から2001年にも再び活動を開始しました。松藤はこのいくつかの復活に参加しており、2003年には甲斐とユニット『松藤×甲斐』を結成し、同名のアルバムを発表しました。このアルバムには、彼が作編曲した楽曲や、甲斐バンド時代の楽曲のカバーが収録されています。

さらに、松藤は2007年の甲斐バンドの一夜限りの復活ライブに参加し、以降も甲斐バンドの活動に貢献し続けています。2008年には、NHKの「SONGS」やフジテレビの「とくダネ！」に出演し、甲斐よしひろのバックでアコースティックギターを演奏するなど、幅広い音楽活動を展開しています。現在も、松藤は甲斐バンドと並行して洗足学園音楽大学でロック＆ポップス部門のギター講師として活躍しています。

人物

松藤は、海援隊のリードギター千葉和臣の同級生であり、その友情も特筆すべきものです。千葉は、松藤が中学時代に洋楽のギターフレーズをすべてコピーできる才能を持っていると知り、驚いたエピソードがあります。また、松藤が甲斐バンドに参加することになったのは、ギタリスト大森信和からの誘いがきっかけでした。ドラム経験がない松藤でしたが、その才能が評価され、甲斐バンドのドラムとして活動することになりました。

甲斐バンドでのドラミングは非常に高く評価され、シングル「ビューティフル・エネルギー」ではボーカルも担当し、作曲にも才能を発揮しました。彼のクリエイティブな才能は、甲斐バンドの楽曲に多大な影響を与え、「きんぽうげ」、「ビューティフル・エネルギー」、「レイニー・ドライブ」、「メガロポリス・ノクターン」など、多くの楽曲を手掛けています。また、彼は竹本孝之、柳葉敏郎、中村あゆみなど多くのアーティストに楽曲を提供してきました。

ディスコグラフィー

松藤英男の音楽活動は多岐にわたり、彼の作品は多くのファンに支持されています。彼の影響力は、今後も音楽シーンにおいて続くことでしょう。

関連項目

• - 甲斐バンド
• - 甲斐よしひろ
• - 大森信和
• - 田中一郎
• - 長岡和弘

松藤英男は、その多才な音楽家として日本の音楽界での重要な役割を果たしており、今後の活動にも多くの期待が寄せられています。

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