松阪競輪場

松阪競輪場の概要と歴史

松阪競輪場（まつさかけいりんじょう）は、三重県の松阪市にある競輪場です。1950年5月23日に開設されて以来、地域のスポーツ文化の一翼を担ってきました。現在、松阪競輪場は松阪市がその運営を所有・主催しており、JKA中日本地区本部中部支部が競技実施を行っています。電話投票のコードは47#で、特に競輪ファンには馴染みの深い存在と言えるでしょう。

開催の歴史と動向

松阪競輪場は、2003年1[[1月]]に全国で最後に三連単（7賭式）が導入され、全ての競輪場で三連単が購入可能となりました。このことは、多くの競輪ファンにとって喜ばしいニュースでした。現在、四日市[[競輪場]]と交互にレースが行われ、四日市[[競輪場]]が開催されている時には場外発売も行われていますが、2006年度末をもって当競輪場の場外発売は一時廃止されました。その後2024年には、ナイター最終まで四日市競輪の場外発売が再開される予定です。

松阪競輪場では、記念競輪として「蒲生氏郷杯王座競輪」が開催されています。元々、毎年7月に行われていたこの大会は、近年では1[[1月]]に移動しての開催が恒例となっています。また、特別競輪も数多く行われ、2002年および2007年にはふるさとダービー、2011年及び2019年には共同通信社杯が開催された実績があります。さらに、近年ではミッドナイト競輪も取り入れられ、2020年からは「ぎゅうっと松阪ナイトレース」というナイター競輪も新たに始まりました。

施設の魅力とサービス

最近では、松阪競輪場の管理棟が立て替えられ、最新の設備が整ったことも大きな注目を集めています。特に、敢闘門の上にはLEDモニターが設置され、レースのタイトル表示などが行われています。また、毎月最後の週の日曜日には「自転車コーチングデー」が実施され、元競輪選手による自転車の乗り方指導が行われるイベントも好評です。

競輪場に併設された宿舎「松阪スポーツ振興研修センター」では、一般の利用も受け付けており、トレーニングジムや貸会議室など、様々な利用が可能です。競輪開催期間中や休館日以外には、宿泊のほかにトレーニング施設の利用も盛況です。

チャリロトと競輪の未来

2017年からは「チャリロト」という重勝式投票が開始され、松阪競輪場は豊橋、別府、熊本、小倉の各競輪場と連携したグループGとしての取り組みを行っています。財政面では赤字経営が続いていたため、民間企業への委託が議論されていましたが、2013年には日本写真判定とアドバイザー契約を結び、業務委託が決定。このことにより、松阪競輪場は存続が確保されました。

イメージキャラクターとイベント

松阪競輪場にはイメージキャラクターが存在し、牛の「マック」と「マッキー」がその代表です。彼らにちなんだ「マックカップ争奪戦」や「マッキーカップ争奪戦」などのイベントも定期的に行われています。2020年には新たに「マックズ」というキャラクターが結成され、多彩なキャラクターたちが活躍中です。

競技場の特徴とアクセス

競技場のバンクは400mの周回コースで、カントが強めで捲りや追い込みが決まりやすい特性があります。交通アクセスは、JR東海や近鉄山田線の松阪駅からのバス利用が便利です。南口を出て、3番・4番乗り場からバスに乗り、約5〜6分で「春日町」バス停に到着。バス停からは徒歩2分で競輪場にアクセス可能です。

このように、松阪競輪場は地域のスポーツイベントの中心としての役割を果たし続ける一方で、訪れる人々にとっても多くの楽しみを提供しています。

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