板橋区立板橋第八小学校

板橋区立板橋第八小学校

板橋区立板橋第八小学校は、東京都板橋区にある公立小学校です。2020年度の時点で児童数は289名であり、中規模校に分類されます。各学年1クラスまたは2クラスで構成され、合計10学級があります。2020年には創立80周年を迎え、「板八小（いたはちしょう）」の通称で地域住民に親しまれています。

特徴

板橋第八小学校は、区立小学校としては珍しく、日本語学級（通級）と特別支援教室を併設しています。これにより、日本語指導が必要な児童や、学習に特別な支援を必要とする児童に対し、きめ細やかなサポートを提供しています。

地域との連携を重視した取り組みも特徴的です。「わか町　板八小の運動会」は、地域住民と学校が一体となって開催する運動会であり、東京都内でも非常に珍しい試みとして知られています。この運動会は、東京都の「心の教育革命」でも認められるなど、地域社会との連携を深める教育活動として高く評価されています。

教育目標

板橋第八小学校では、以下の4つを教育目標として掲げています。

進んで学ぶ子
心のゆたかな子
からだのじょうぶな子
ねばり強くやりぬく子

これらの目標は、児童が社会の変化に柔軟に対応し、心身ともに健やかに成長できるよう、バランスの取れた人間形成を目指すものです。

進路

卒業生の進路としては、近隣の板橋区立板橋第三中学校、板橋区立上板橋第一中学校、板橋区立志村第一中学校への進学が一般的です。しかし、少数ながら私立中学校や都立中学校を受験する児童もいます。

歴史

板橋第八小学校は、1939年（昭和14年）に創立が認可され、翌1940年（昭和15年）に東京府東京市板橋第八尋常高等小学校として開校しました。その後、太平洋戦争の影響を受け、学童疎開も経験しています。戦後の学制改革により、1947年（昭和22年）に現在の校名である東京都板橋区立板橋第八小学校に改称されました。

開校当初は児童数が多かったため、近隣の小学校に児童を分離する形で、板橋区立板橋第九小学校、板橋区立中根橋小学校、板橋区立富士見台小学校が設立されました。

近年では、愛鳥モデル校の指定や、健康優良校としての表彰、学校保健会からの表彰など、様々な分野で実績を上げています。また、教育委員会による研究奨励校としての研究発表や、給食の民間委託、ホームページの開設など、時代に合わせた教育活動の展開にも積極的に取り組んでいます。

2005年（平成17年）には、町会や青少年育成委員会との共催で「わが町板八小の運動会」が始まり、地域との連携をさらに強化しました。2006年（平成18年）には、文部科学省の「児童生徒の心に響く道徳教育推進事業」推進校に指定され、道徳教育の研究発表も行いました。

2009年（平成21年）には、日本語学級が板橋区立志村第四小学校から本校に移転し、日本語指導の拠点としての役割も担っています。2016年（平成28年）には、新一年生が2学級となり、16年ぶりの学級増となりました。

2017年（平成29年）には校庭にスプリンクラーが設置され、2018年（平成30年）には特別支援教室（STEP UP教室）の拠点校となりました。

交通

板橋第八小学校へのアクセスは、以下の通りです。

都営地下鉄三田線 板橋本町駅下車 徒歩8分
東武東上線 中板橋駅下車 徒歩10分
都営バス王78系統および国際興業バス・関東バス赤31系統 富士見町都営住宅バス停前

著名な卒業生

里見治紀（セガサミーホールディングス社長）

外部リンク

板橋区立板橋第八小学校
板橋第八小学校あいキッズ

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