板橋駅

板橋駅の概要

板橋駅（いたばしえき）は、東京都北区滝野川七丁目に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。駅番号はJA 13で、埼京線が乗り入れています。線路名称上は赤羽線ですが、運行系統上は埼京線として案内されています。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属しています。

歴史

板橋駅は、1885年（明治18年）に日本鉄道の駅として開業し、貨物の取り扱いも開始されました。その後、国有化や国鉄分割民営化を経て、現在のJR東日本に至ります。主な歴史を以下に示します。

1885年（明治18年）3月1日：日本鉄道の駅として開業、貨物取扱開始。
1906年（明治39年）11月1日：鉄道国有法により国有化。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定により山手線所属に。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道発足。
1972年（昭和47年）7月15日：赤羽線所属の駅となる。
1985年（昭和60年）9月30日：埼京線の運行開始。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本とJR貨物の駅となる（赤羽線所属）。
1996年（平成8年）3月16日：貨物列車の設定が廃止。
1999年（平成11年）4月1日：JR貨物の駅が廃止。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」の利用開始。
2015年（平成27年）度：駅構内のバリアフリー化工事開始。
2016年（平成28年）6月30日：みどりの窓口の営業を終了。
2017年（平成29年）度：バリアフリー化工事完了。
2018年（平成30年）
8月6日：「板橋駅板橋口一体開発事業」の共同施行予定者を野村不動産に決定。
年度内：駅舎の整備完了（駅事務施設の使用開始）。
2019年（平成31年・令和元年）
2月24日：東口と西口の改札が統合、東西自由通路の供用開始。
8月22日：東京都都市整備局より、板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業の施行を認可。
2020年（令和2年）7月3日：東口に「JR板橋東口ビル」が開業。

駅構造

板橋駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅には指定席券売機や自動改札機が設置されています。駅は盛土構造になっており、周辺市街地を分断していますが、ホームの十条側に地下通路が、改札外のホーム中ほどにはトンネル状の自由通路があり、駅の東西を結んでいます。2015年度から始まったバリアフリー化工事により、エスカレーターやエレベーターが設置され、2018年7月にはエスカレーターが利用開始となりました。2019年には東口と西口の改札が統合され、駅構内の移動が便利になりました。

貨物取扱

開業当初から貨物と旅客の両方を扱う駅であり、最盛期には1日に4往復の貨物列車が運行されていました。駅の池袋寄りにはセメント工場への引き込み線があり、セメントや砕石、砂利の輸送が行われていました。また、日本食糧倉庫や紙倉庫への専用線もあり、普通貨物列車が運行していました。

しかし、1984年のダイヤ改正以降、貨物輸送はセメント輸送と砕石・砂利輸送のみとなり、1996年には全ての貨物列車が廃止されました。貨物取扱の廃止後、跡地の一部は電留線として活用されています。この電留線は、品川駅改良工事に伴い山手線車両の留置場所が必要となったために、2019年のダイヤ改正から使用が開始されました。

のりば

板橋駅のホームは以下の通りです。

1番線：大宮方面
2番線：新宿・池袋方面

地理

板橋駅は、北区、板[[橋区]]、豊島区の境界に位置しており、東口は北区、西口は板[[橋区]]に、ホームの大半は豊島区にあります。板[[橋区]]の鉄道駅としては最東端および最南端に位置し、豊島区の鉄道駅としては最北端に位置します。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は31,852人です。旅客数は近年増加傾向にあります。

駅周辺

板橋駅周辺では、板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業が進められており、駅周辺の活性化が期待されています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
埼京線
池袋駅 (JA 12) - 板橋駅 (JA 13) - 十条駅 (JA 14)

参考文献

JR東日本 公式サイト
東京都統計年鑑
板[[橋区]]の統計

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
赤羽線
板橋駅 (曖昧さ回避)

外部リンク

駅の情報（板橋駅）：JR東日本

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