林律雄

林律雄：多彩な才能で漫画界を彩る原作者

林律雄は、1950年3月1日生まれ、栃木県出身の日本の漫画原作者です。駒澤大学を卒業後、『週刊漫画TIMES』に掲載された『謀殺第八課』（作画：北野英明）でデビューを果たしました。彼の作品は、幅広いジャンルにわたり、多くの読者を魅了してきました。

代表作

林律雄の代表作として最もよく知られているのは、高井研一郎とのコンビで長年にわたり連載された『総務部総務課山口六平太』でしょう。1986年から2016年まで『ビッグコミック』（小学館）で連載され、サラリーマンの日常をユーモラスかつ人間味豊かに描いた作品として、幅広い世代から支持を集めました。この作品は、第20回文化庁メディア芸術祭においてマンガ部門優秀賞を受賞し、彼の作家としての地位を不動のものとしました。

多彩な作品群

高井研一郎との共作は他にも、『小池さん』や短篇集『上海ワンダーランド』などがあります。また、松田一輝との『ゲンとユウ』、篠原とおるとの『もうかりまっか?』、引野真二との『合気道橋本道場』など、様々な漫画家とのコラボレーションを通じて、多彩な作品を生み出してきました。

少年誌では、大島やすいちとの『おやこ刑事』が知られています。青年誌、一般誌でも、川口敬との『悪しませう』、笠太郎との『平和っぽい街』など、幅広いジャンルで作品を発表しています。

その他、かわぐちかいじ、左近士諒、土山しげる、のだしげる、てしろぎたかし、松森正、峰岸とおる、小島一将など、多くの漫画家とタッグを組み、バラエティ豊かな作品を世に送り出しています。

著書

林律雄は、漫画原作だけでなく、著書も発表しています。『マンガ原作者への道』では、自身の経験を基に、漫画原作者としてのノウハウや心得を伝授しています。また、『戦国風雲伝』シリーズでは、戦国時代の歴史を題材にした小説を手がけ、歴史ファンからも高い評価を得ています。

まとめ

林律雄は、長年にわたり漫画界の第一線で活躍し、数多くの名作を生み出してきた原作者です。彼の作品は、ユーモア、人間ドラマ、歴史など、多様なテーマを扱い、幅広い読者層に支持されています。今後も彼の作品から目が離せません。

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