林忠雄

林忠雄（はやし ただお）

プロフィール

林忠雄は、1923年6月28日に広島県で生まれ、1998年5月11日に生涯を閉じました。東京帝国大学法学部を卒業後、自治官僚として日本の行政に貢献しました。

キャリア

1947年、林は総理庁官房自治課に採用され、キャリアをスタートさせました。その後、千葉県、愛知県、鳥取県など、各地の地方自治体で勤務。行政課長、総務課長、公務員部長、行政局長などの要職を歴任し、自治官僚として行政分野で重要な役割を果たしました。

1978年9月1日、林は自治事務次官に就任し、自治省の中枢を担いました。1979年10月15日に自治省を退官しましたが、その後もその行政手腕は高く評価され、1980年には参議院選挙への出馬や、鈴木俊一東京都知事からの東京都副知事就任の打診を受けました。しかし、これらの誘いを全て断り、自治医科大学の理事長に就任し、1993年までその任を務めました。

1995年には、長年の行政への貢献が認められ、勲二等旭日重光章を受章しました。

人物

林忠雄は、行政官としての卓越した能力に加え、音楽を深く愛した人物としても知られています。ピアノ、バイオリン、チェロ、フルートなど、複数の楽器を演奏する音楽家でもありました。その多才な才能は、彼の人間性を豊かにし、多くの人々に感銘を与えました。

参考文献

伊地知重孝『自治省残酷物語』エール出版社、1978年。
神一行『自治官僚』講談社文庫、1990年。ISBN 9784061846876。

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