枝廣直幹

枝廣直幹について

枝廣直幹（えだひろ なおき）は、1955年9月29日生まれで、福山市の第13代市長を務める日本の政治家および財務官僚です。広島県福山市北吉津町に生まれた彼は、福山市立東中学校、広島県立福山誠之館高等学校を経て、1980年に一橋大学経済学部を卒業しました。その後、国家公務員試験に合格し、旧大蔵省（現在の財務省）に入省しました。

経歴

彼は、財務省で主計局総務課に所属するなど数々の職務を経験し、その後、在フィリピン日本国大使館書記官や内閣官房副長官秘書官としても活躍しました。また、1996年から1999年には、石川県で数つの重要な部署においてリーダーシップを発揮しました。特に、石川県ファッションタウン推進協議会の会長として、地域産業の再生に寄与しました。

2003年からは財務省主計官として整備新幹線をはじめとするプロジェクトに携わり、その後、中国財務局長などの要職を歴任しました。2011年には内閣府において地方創生に関する様々な役職を兼務し、地域活性化に貢献する活動を続けてきました。

市長としての活動

2016年8月28日、自由民主党や民進党、公明党からの推薦を受けて福山市長に立候補し、見事当選を果たしました。市政運営では先代の羽田市長の方針を引き継ぎながら、多くのプロジェクトを推進してきました。特に、福山駅前地区の再開発については「福山駅前再生ビジョン」を策定し、地域の活性化を目指した取り組みを行っています。

その後も2020年8月に無投票で再選を果たし、2024年には対立候補との競争を経て3選を成功させました。市長としての彼は新型コロナウイルス対策にも尽力し、財源確保のために自身の手当を減額するなど、誠実な姿勢を示しています。

趣味や人柄

枝廣は、幼い頃からのヴァイオリン愛好者であり、広島東洋カープのファンでもあります。尊敬する人物には、大学の先輩である大平正芳や、高校の先輩で福山市長を務めた徳永豊の名前が挙げられています。また、大学時代の同期には、元広島県議会議長の宇田伸がいます。

まとめ

枝廣直幹氏は、政治家としてだけでなく経済学の専門家としても福山市に貢献し、地域の再生と活性化に向けた考えを持つリーダーです。これからも市民に対し、透明で誠実な行政を続けていく姿勢が期待されています。

もう一度検索