柏尾町

柏尾町（かしおちょう）の概要

柏尾町は、横浜市戸塚区の東部に位置する単独町名で、住居表示は未実施です。面積は0.863平方キロメートルで、北端には平戸永谷川が流れ、阿久和川と合流して柏尾川となり、南へと流れています。この川は、町の景観を特徴づける重要な要素です。

町内には、東海道・横須賀線と国道1号が並行して走り、主要な交通軸となっています。西部の不動坂交差点からは、神奈川県道401号線と戸塚道路が分岐しており、交通の要所となっています。かつて、この交差点付近には神奈川県で最も古いとされるモチノキがありましたが、残念ながら枯死しました。

町の北側にはブリヂストンやポーラ化粧品などの工場が立地し、南部には県営の住宅団地が広がっており、工場と住宅地が混在する地域であることがわかります。

地価

2024年1月1日時点の公示地価によると、柏尾町字両谷の住宅地は1平方メートルあたり15万7000円となっています。

歴史

柏尾町は、かつて鎌倉郡下柏尾村でした。1889年に周辺の村々と合併して川上村の一部となり、その後、1939年に横浜市に編入された際に、下柏尾村が柏尾の本村であったことから「下」が取り除かれ、現在の柏尾町となりました。

地名の「カシオ」は、山稜の斜面を意味すると考えられており、『新編相模国風土記稿』には「村名、古（いにしえ）樫尾と記せしにや」という記述があります。この記述は、地名の由来を考察する上で重要な手がかりとなっています。

人口と世帯数

2024年8月31日現在の横浜市の発表によると、柏尾町の世帯数と人口は以下の通りです。詳細な数値は省略しますが、人口の推移や世帯数の推移については、過去の国勢調査のデータに基づいています。

学区

柏尾町に居住する場合、市立の小・中学校の学区は、地域によって異なります。詳細な学区については、2021年8月時点の情報を基に確認する必要があります。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、柏尾町には複数の事業所が存在し、一定数の従業員が働いています。事業所数と従業員数の推移については、過去の経済センサスのデータで確認できます。

交通

柏尾町には現在、鉄道駅はありません。住民は、戸塚駅、東戸塚駅、横浜駅、緑園都市駅などへ、神奈中バスを利用しています。バス路線は、地域住民にとって重要な交通手段です。

主要施設

柏尾町には、以下の施設があります。

横浜市立柏尾小学校：地域の子どもたちの教育を担う小学校です。
ブリヂストン横浜工場：タイヤメーカーのブリヂストンの工場です。
戸塚警察署不動坂交番：地域の安全を守る警察の交番です。

その他

郵便番号は244-0812で、戸塚郵便局が管轄しています。警察の管轄区域については、詳細な情報に基づいて確認する必要があります。

参考資料

『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』
『大日本地誌大系』 第40巻新編相模国風土記稿5巻之101村里部鎌倉郡巻之33
横浜市町区域要覧

これらの資料は、柏尾町の歴史や地理、行政区画を理解する上で役立ちます。

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