柳亭芝楽 (11代目)

十一代目 柳亭芝楽

十一代目柳亭芝楽（りゅうてい しばらく）は、1973年4月7日に千葉県木更津市に生まれた日本の落語家であり、落語芸術協会に所属しています。彼の本名は田仲利和で、出囃子として「たこおどり」が用いられています。

経歴

芝楽は千葉県立市原高等学校を卒業した後、落語家としての道を歩む前にクラウン（道化師）やバルーンアートを行っていました。このような多様な経験は、彼の芸風にも良い影響を与えています。1998年4月には、五代目春風亭柳昇の弟子となり「昇七」という名前で活動を始めました。2002年6月には二ツ目に昇進し、昔昔亭桃太郎の前名「三代目春風亭笑橋」を襲名.

2003年6月、師匠である柳昇が亡くなったため、彼は兄弟子である昔昔亭桃太郎の門下へ移籍し、「昔昔亭笑橋」と改名します。その後、2005年8月には「昔昔亭笑海」という名前に改名しました。最終的には、2012年5月に四代目春風亭愛橋や瀧川鯉橋、笑福亭里光、春風亭柳城などと共に真打に昇進し、現在の亭号「十一代目柳亭芝楽」を襲名することとなります。

人物と芸風

芝楽は、主に落語を演じるだけでなく、南京玉すだれやバナナの叩き売りなどの色物芸も得意としています。これにより、観客に多彩な楽しみを提供し、幅広い層のファンを獲得しています。彼の独自のスタイルとユニークなパフォーマンスは、多くの人々に愛されています。

また、彼は二ツ目の頃から髪の毛が薄くなり、現在ではスキンヘッドのスタイルが印象的です。彼はがらりと見た目の印象が変わることで、より一層彼自身のキャラクターを強調しています。

さらに、芝楽は落語芸術協会の若手真打4名で構成されたユニット「ヨセゲー」のメンバーでもあります。このグループには、春風亭傳枝、三遊亭遊喜、笑福亭里光が参加しており、共同での活動を通じて競い合いながら互いに切磋琢磨しています。

芸歴の概要

• - 1998年4月 - 五代目春風亭柳昇に入門、名前を「昇七」とする。
• - 2002年6月 - 二ツ目に昇進し、「春風亭笑橋」と改名。
• - 2003年6月 - 師匠の柳昇の死去を受けて、兄弟子の昔昔亭桃太郎の下に移籍。「昔昔亭笑橋」と改名。
• - 2005年8月 - 「笑海」と改名。
• - 2012年5月 - 真打に昇進し、十一代目柳亭芝楽を襲名。

SNSと情報サイト

彼の活動はSNSやYouTubeなどで幅広く発信されており、多くのファンが彼の最新情報を追っています。彼のTwitterアカウント@turunperon、[Instagram]][@turunperon224、[Facebook]][jyugemu、YouTubeチャンネルなどで芝楽の個性的なパフォーマンスや日常を知ることができます。加えて、「襤褸屋」という関連するYouTubeチャンネルも彼のユニットの活動を配信しています。これらのプラットフォームで観客やファンとの交流を図ることで、次世代の落語ファンの育成にも貢献しています。

もう一度検索