柴柳二郎

柴柳二郎氏：テレビ岩手から日テレ学院へ―アナウンサー人生とその後

柴柳二郎氏は、1960年3月4日、兵庫県神戸市に生まれました。生粋の阪神ファンとしても知られる柴柳氏は、長きに渡りテレビ岩手でアナウンサーとして活躍、報道制作局長まで昇進した人物です。

アナウンサーとしてのキャリアは、地元のテレビ局、テレビ岩手での『ズームイン!!朝!』（岩手担当）や『ニュースプラス1いわて』といった報道番組からスタートしました。特に『ニュースプラス1いわて』では、1993年4月から2020年9月まで月曜から水曜のメインキャスターを務め、岩手県民にとって馴染み深い顔として親しまれてきました。その落ち着いた語り口と正確な情報伝達で、多くの視聴者から信頼を得ていました。

報道番組以外にも、競馬中継やスポーツ番組など幅広いジャンルを担当。競馬中継では、東北優駿、東北サラブレッド大賞典、北日本マイルチャンピオンシップ南部杯、ダービーグランプリなど数々の名レースを実況し、その経験と知識から視聴者に分かりやすく、そして臨場感あふれる解説を提供しました。また、『いわて特盛!5きげんテレビ』（現・5きげんテレビ）では、オレンジレンジに関する造詣の深さを披露するなど、多様な一面を見せていました。

さらに、柴柳氏はアナウンサーとしての業務以外にも、報道制作局次長を務めるなど、局運営にも深く関与していました。アナウンス職を離れてからも番組出演を継続、テレビ岩手の公式ホームページのアナウンサープロフィールにも長らく掲載され続け、その存在感は視聴者に強く印象づけられました。

プライベートでは、サッカー選手の小笠原満男氏（大船渡高卒）と親交があり、スポーツ番組で小笠原氏に関するインタビューに答えた際には、親しみを込めて「満男」と呼んでいました。また、フリーアナウンサーの松田朋恵氏は大学時代の後輩にあたるとのことです。

2020年9月30日、『ニュースプラス1いわて』を降板。同年11月1日にはテレビ岩手東京支社へ異動した後、テレビ岩手を退社しました。

現在では、日テレ学院のアナウンスコース講師として後進の育成に携わっています。長年の経験と知識を活かし、次世代のアナウンサーを育成する役割を担っています。

柴柳二郎氏の経歴は、単なるアナウンサーとしてのキャリアを超え、報道番組への貢献、そして後進育成へと続く、充実した人生の軌跡と言えるでしょう。テレビ岩手で培われた経験と人脈は、今後の活動においても大きな支えとなるに違いありません。

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