柴田敬司

柴田敬司

柴田敬司氏は、1969年1月11日生まれの日本の財務官僚です。福井県出身で、麻布高等学校、東京大学経済学部を卒業後、1991年に大蔵省（現財務省）に入省しました。

キャリア

入省後、国際金融局国際機構課に配属され、国際金融分野でのキャリアをスタートさせました。1993年からはフランスのリヨン第二大学に留学し、国際的な視野を広げました。帰国後は、横浜市財政局財政部財政担当課長、財務省国際局国際機構課長補佐（総括・企画）など、様々なポストを歴任しました。

2012年には大臣官房秘書課財務官室長兼大臣官房（IMF・世銀総会準備事務局次長）に就任し、国際的な会議の準備にも携わりました。その後、理財局財政投融資総括課財政投融資企画官兼理財局総務課、理財局国債企画課長などの要職を歴任し、財政投融資や国債に関する政策立案に深く関わりました。

2017年からは外務省に出向し、在中国日本大使館参事官として外交の現場も経験しました。2020年には経済産業省大臣官房審議官（製造産業局担当）に転じ、産業政策にも関与しました。2022年には大臣官房参事官兼大臣官房審議官（関税局担当）として関税行政にも携わるなど、幅広い分野で活躍しています。

2023年7月からは名古屋税関長に就任し、税関行政のトップとして職務を遂行しています。

略歴

以下に柴田氏の略歴をまとめます。

1991年4月：大蔵省入省（国際金融局国際機構課）
1993年6月：留学（リュミエール・リヨン第2大学）
1995年7月：関税局企画課企画第一係長
1997年7月：横浜市財政局財政部財政担当課長
1999年7月：経済企画庁調整局財政金融課長補佐
2000年7月：財務総合政策研究所研究部主任研究官
2001年6月：外務省在フランス日本大使館一等書記官
2004年7月：財務省国際局国際機構課長補佐（総括・企画）
2006年7月：国際局地域協力課国際調整室課長補佐
2007年7月：国際局調査課長補佐
2008年6月：外務省在フランス日本大使館参事官
2011年6月21日：大臣官房付
2011年7月8日：国際局地域協力課国際調整室長
2012年7月10日：大臣官房秘書課財務官室長 兼 大臣官房（IMF・世銀総会準備事務局次長）
2013年6月28日：理財局財政投融資総括課財政投融資企画官 兼 理財局総務課
2014年7月9日：理財局計画官（厚生労働・文部科学、地方企画、地方財務審査、地方運用担当）
2015年7月9日：国際局調査課長
2016年6月27日：理財局国債企画課長
2017年6月2日：外務省在中国日本大使館参事官
2020年7月13日：大臣官房付
2020年7月20日：経済産業省大臣官房審議官（製造産業局担当）
2022年6月24日：大臣官房参事官（関税局担当） 兼 大臣官房審議官（関税局担当） 兼 内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付） 兼 内閣官房TPP等政府対策本部員
2022年8月2日：関税協力理事会日本政府代表代理
2023年7月4日：名古屋税関長

まとめ

柴田敬司氏は、財務省を中心に、外務省、経済産業省など幅広い分野で豊富な経験を持つ官僚です。国際金融、財政、外交、産業、関税など、多岐にわたる分野で活躍し、日本の行政に貢献しています。特に、国際的な視点と国内政策の両方に精通している点が特徴です。

もう一度検索