柴野嵩大

柴野嵩大：演劇から声優へ、多様な表現に挑戦する俳優

柴野嵩大（しばの たかひろ）さんは、1993年11月29日生まれの北海道当別町出身の男性俳優、声優です。アーツビジョンに所属し、舞台からアニメ、ゲーム、吹き替えまで、多岐にわたる分野で活躍しています。

北海道大学から声優への転身

北海道大学文学部卒業という経歴を持つ柴野さんは、大学時代は演劇サークル「劇団しろちゃん」に所属し、精力的に舞台活動に励んでいました。1年半以上の演劇経験を経て、大学の寮で出会ったブルガリアからの留学生からアニメ文化を紹介されたことがきっかけで、京都アニメーションの作品に魅了されます。この出会いが、彼のキャリアを大きく転換させる転機となりました。舞台俳優としての道を歩むのではなく、声優への転身を決意したのです。

オフィスティンブルを経て、日本ナレーション演技研究所を卒業。その後、アーツビジョンに所属し、声優としての活動を本格的にスタートさせました。

幅広い活動と多彩な才能

柴野さんの活動は多岐にわたります。数多くのテレビアニメ作品に携わり、主要キャラクターから脇役まで幅広い役柄を演じています。代表的な作品には、『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』、『ドラえもん』など人気作品が挙げられます。近年では『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』や『レベル1だけどユニークスキルで最強です』など話題作にも参加。OVAやWebアニメ、ゲームへの出演も多数あります。さらに、AmazonのAudibleサービスでは多くの書籍のナレーションを担当するなど、その活動は声優の枠にとどまりません。

ゲーム分野では『信長の野望 出陣』で太田資正、羽柴秀長、前田利家といった歴史上の人物を演じるなど、歴史シミュレーションゲームにも進出。また、吹き替えでは映画『ブラッドショット』やアニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』などに参加し、グローバルな作品にも貢献しています。

朗読劇やラジオドラマへの出演、デジタルコミックのナレーションなど、常に新しい表現に挑戦し続けている姿勢が彼の魅力の一つです。特に『リモート☆ホスト』では、初めて1ヶ月をかけて収録を行う経験をし、声優としての技術と表現力を磨きました。

多彩な趣味と特技

プライベートでは、囲碁、寄席通い、読書、シャンソン鑑賞、日記などを趣味とし、落語、英語、口笛、水泳、バスケットボールを特技としています。北海道弁を話すことも彼の個性の一つです。

まとめ

北海道大学文学部を卒業後、演劇から声優へと転身した柴野嵩大さん。その経歴には、常に新しいことに挑戦し続ける彼の強い意志と柔軟性が見て取れます。アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーション、朗読劇など、多様な分野で活躍する彼の今後の活躍に期待がかかります。彼の幅広い表現力と真摯な姿勢は、多くの視聴者やリスナーに感動と共感を与え続けるでしょう。 彼の今後の活躍から目が離せません。

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