栃ノ華朝王

栃ノ華 朝王（とちのはな ちょうおう）

栃ノ華 朝王（本名：劉 朝恵）は、1962年9月4日に台湾の台北市で生まれ、春日野部屋に所属していた元大相撲力士です。身長181cm、体重175kgという恵まれた体格を持ち、最高位は東十両4枚目にまで上り詰めました。現在は、中華民国相撲協会の理事として、相撲の普及に尽力しています。趣味は音楽鑑賞で、血液型はO型、得意技は左四つ、寄り、腕捻りです。

生い立ちと入門

入門前、体格の大きさに将来を案じていたところ、親日家であった父親から力士になることを勧められました。自身も柔道で鍛えた体力に自信があったことから、勧められるままに相撲界へ飛び込みました。1980年5月場所に初土俵を踏み、力士としてのキャリアをスタートさせました。

力士としての活躍

幕下時代には苦戦を強いられたものの、1985年5月場所には22歳で十両へ昇進。これは、史上初の台湾出身の関取誕生という快挙でした。栃ノ華は、腰の重さを活かした思い切りの良い取り口が特徴で、特に腕捻りを得意としていました。一時は幕内昇進も期待されるほどでしたが、腰痛などの怪我に悩まされ、大成を遂げることはできませんでした。

引退とその後

1988年5月場所、25歳で現役を引退。引退後は、中華料理店を開業するため、新宿の料理学校へ通いました。その後、台湾へ帰国し、中華民国相撲協会の理事長を務め、相撲界の発展に貢献しました。

主な成績

通算成績：224勝207敗9休　勝率.520
十両成績：88勝105敗2休　勝率.456
現役在位：49場所
十両在位：13場所

略歴

1980年5月：初土俵
1985年5月：新十両
1988年5月：廃業（引退）

改名歴

栃ノ華 朝王（1980年5月場所 - 1988年5月場所）

参考情報

栃ノ華 朝王 - 相撲レファレンス

関連項目

大相撲力士一覧

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