栃大海雄

栃大海 雄（とちたいかい ゆう）のプロフィール

栃大海雄は1999年10月12日、埼玉県越谷市で生まれました。本名は塚原 隆明。彼は春日野部屋に所属する現役の大相撲力士として、ファンの期待を背負いながら日々奮闘しています。身長は192.0cm、体重154.4kgの大柄な体格を持ち、2024年7月場所での最高位は東十両11枚目となっています。彼には、同じ春日野部屋に所属していた元五等床山の床栃という弟がいます。

来歴

栃大海は、越谷市立東越谷小学校の3年生頃から相撲を始めましたが、その前は水泳や野球にも取り組んでいました。小学を卒業後は越谷市立東中学校に進学しましたが、相撲部がなかったため陸上部に入部。中学2年生の時に入間市立黒須中学校に転校し、同校に新設された相撲部に入部しました。2014年度には全国中学校相撲選手権大会の個人戦で優勝し、中学生横綱の称号を手にしました。さらに、団体戦でも優勝を果たしました。

その後、埼玉栄高校に進学し、同期には琴勝峰や王鵬らがいました。高校では在学中から団体戦のレギュラーとして活躍し、高校総体や国体少年の部などで団体優勝を経験しました。高校卒業後に大相撲の道を選ぶ決断をし、春日野部屋に入門します。

2017年11月場所で初土俵を踏み、2018年1月の場所では序ノ口で6勝1敗を記録し、その後の優勝決定戦に勝利して幕を開けることになります。同年3月場所では序二段に昇進し、さらに5月場所では三段目へと昇格。7月場所では初の負け越しを経験しましたが、11月場所で幕下に昇進し、2019年以降は幕下15枚目内を主戦場として闘い続けました。

2022年9月場所には16場所ぶりに幕下5枚目以内に返り咲き、2023年には十両への昇進が期待されましたが、翌年3月場所でしっかりと結果を残したことで、念願の関取昇進が決まりました。彼にとっては長らくの夢が叶った瞬間であり、「長い間、皆さんを待たせていたので良かった」との心境を吐露しました。

キャリアの節目と主な成績

2024年5月場所に向け、彼は新たな四股名「栃大海」を名乗ることとなり、これは専門的なルーツと彼の海への愛情から来ているとのことです。この変更は、彼の新たなスタートを象徴しています。

2024年7月場所終了時点での通算成績は163勝127敗で、各段優勝は序ノ口と序二段でそれぞれ1回の優勝を誇ります。この成績は彼の努力と情熱の成果であり、将来的にはさらに高みを目指すことが期待されています。

まとめ

栃大海雄のキャリアはこれからますます注目されることでしょう。彼の持ち味である豪快な取り口と合わせて、ファンの期待に応える活躍が期待されます。今後どのように成長していくのか、引き続きその動向に注目です。

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