栃木県道・福島県道76号伊王野白河線

栃木県道・福島県道76号伊王野白河線

栃木県道・福島県道76号伊王野白河線は、栃木県那須郡那須町から福島県白河市に至る主要地方道です。那須町の南東、伊王野地区を起点とし、三蔵川に沿って那須町東部を北上、栃木・福島県境を越えて白河市街地南東部の白河実業高校前で国道289号に合流します。

概要

この県道は、全線がかつての東山道に該当し、歴史的な道筋を今に伝えています。特に、白河市旗宿では国史跡に指定されている白河関跡の付近を通過し、往時の面影を感じることができます。

県道の路線名の旧称、および主要地方道名は「坂本白河線」といい、坂本とは起点の那須町伊王野の小字名に由来します。

路線データ

総延長：18.931 km（栃木県区間：9.139 km、福島県区間：9.792 km）
実延長：16.656 km（栃木県区間：6.864 km、福島県区間：9.792 km）
起点：栃木県那須郡那須町大字伊王野（栃木県道28号大子那須線交点）
終点：福島県白河市瀬戸原（国道289号交点）
認定：1961年（昭和36年）4月1日

歴史

1961年（昭和36年）4月1日 - 一般県道坂本白河線として認定。
1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により、県道坂本白河線が主要地方道坂本白河線として指定。福島県によって現在の路線名が認定。
2008年（平成20年）4月1日 - 現在の路線名に改称。

路線状況

重複区間

栃木県道60号黒磯棚倉線（起点 - 那須町伊王野字梓）

道路施設

白川橋

全長：21.0m
幅員：6.3m
竣工：1962年
白河市表郷中野字岩崎向から旗宿字茂ヶ崎に跨り、一級水系阿武隈川水系社川を渡る橋梁。上下対向2車線で、歩道は設置されていません。

瀬戸橋

全長：16.425m
幅員：7.5（12.0）m
形式：単径間PCプレテンT桁橋
竣工：1986年度
当県道の終点部、白河市字道東から字合戦場に跨がる橋梁で、一級水系阿武隈川水系藤野川を渡ります。老朽化した旧橋の代替として、緊急地方道整備事業により架け替えられました。総事業費は1億1700万円。

地理

通過する自治体

栃木県
那須郡那須町
福島県
白河市

交差する道路

栃木県道28号大子那須線（起点）
栃木県道60号黒磯棚倉線（那須町伊王野字梓）
福島県道280号中野番沢線（白河市表郷中野字滝沢）
福島県道388号白坂関辺線（白河市旗宿字大久保）
国道289号（終点）

脚注

参考文献

栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』、2008年。

関連項目

栃木県の県道一覧
福島県の県道一覧

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