栃木県道・茨城県道35号宇都宮結城線とは？意味をやさしく解説

栃木県道・茨城県道35号宇都宮結城線

栃木県道・茨城県道35号宇都宮結城線は、栃木県宇都宮市から茨城県結城市に至る、主要地方道に指定されている県道です。この路線は、宇都宮市中心部から結城市街地を南北に結ぶ重要な役割を担っています。

概要

この県道は、国道4号新4号バイパスとほぼ並行しており、宇都宮市と結城市という二つの都市を結ぶだけでなく、途中の河内郡上三川町を経由することで、地域住民の生活道路としての機能も果たしています。特筆すべきは、総延長約31kmのうち、茨城県内の区間が1kmに満たない点です。栃木県内では、「上三川街道」という愛称で親しまれており、地域住民にとって欠かせない道となっています。

路線データ

- 起点：栃木県宇都宮市大通り2丁目（大通り1丁目交差点）
- 終点：茨城県結城市大字結城（大町交差点）
- 総延長：31.039 km（栃木県区間：30.085 km、茨城県区間：0.954 km）
- 実延長：30.995 km（栃木県区間：30.041 km、茨城県区間：0.954 km）

この路線は、宇都宮市中心部の大通り交差点を起点とし、結城市の大町交差点までを結んでいます。総延長は約31kmですが、実際の利用区間である実延長もほぼ同程度です。茨城県内の区間は非常に短く、ほとんどが栃木県内を通過します。

歴史

この道路の歴史は、1959年（昭和34年）に茨城県が県道路線として認定したことから始まります。その後、1961年（昭和36年）には栃木県も県道路線として認定し、1993年（平成5年）には主要地方道に指定されました。2010年（平成22年）には、宇都宮市内の一部区間で経路変更が行われ、現在の形に至っています。

- 1959年（昭和34年）10月14日：茨城県が県道路線認定。
- 1961年（昭和36年）4月1日：栃木県が県道路線認定。
- 1993年（平成5年）5月11日：主要地方道に指定。
- 2010年（平成22年）11月1日：宇都宮市内の一部区間で経路変更。

路線状況

茨城県内の結城市結城（栃木県界）から同（一般県道小山結城線交差）間は、災害発生時の緊急輸送道路としての機能を維持するため、電柱の設置が制限されています。これは、災害時に迅速な復旧活動を可能にするための措置です。

通称

この路線には、地域によっていくつかの通称があります。

- 今小路通り（宇都宮市大通り - 中河原町交差点）
- 平成通り（宇都宮市簗瀬大橋付近）
- 上三川街道（宇都宮市 - 河内郡上三川町間）
- 結城街道

これらの通称は、地域住民にとって馴染み深いものであり、道路の歴史や役割を物語っています。

重複区間

栃木県道214号福良羽川線（小山市高橋地内：約0.2 km）

道路施設

- 行大橋（田川、栃木県 - 茨城県境）
- 舟戸大橋（田川、栃木県小山市田川）

地理

この路線は、以下の自治体を通過します。

栃木県

茨城県

- 結城市

交差する道路

この路線は、多くの主要道路や県道と交差しています。

- 栃木県道1号宇都宮笠間線・栃木県道10号宇都宮那須烏山線（栃木県道63号藤原宇都宮線重複）（起点）
- 宇都宮市道4号（いちょう通り）（宇都宮市中河原町／中河原町交差点）
- 栃木県道46号宇都宮真岡線（宇都宮市簗瀬一丁目／簗瀬大橋東）
- 国道4号（宇都宮市簗瀬交差点）
- 国道121号（宇都宮市東横田町交差点）
- 栃木県道193号雀宮真岡線（宇都宮市東谷町交差点）
- 新4号国道（河内郡上三川町上蒲生立体交差）
- 栃木県道47号真岡上三川線（河内郡上三川町上三川・下町交差点）
- 栃木県道310号下野二宮線（下野市上川島）
- 栃木県道44号栃木二宮線（下野市本吉田交差点）
- 栃木県道214号福良羽川線（小山市高椅）
- 茨城県道146号結城石橋線（結城市結城）
- 茨城県道204号結城二宮線・茨城県道264号小山結城線・茨城県道302号結城停車場線（終点）

これらの交差点は、地域の交通網において重要な役割を果たしています。

脚注

注釈

特になし

出典

- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書令和2年3月1日現在』
- 栃木県県土整備部道路保全課『道路現況調書平成19年4月1日現在』

参考文献

特になし

外部リンク

この県道は、栃木県と茨城県を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在です。

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