栄町駅 (北海道岩見沢市)

栄町駅（北海道岩見沢市）

栄町駅は、北海道岩見沢市東町に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）幌内線の駅でした。1987年7月13日、幌内線の全線廃止に伴い、その短い歴史に幕を閉じました。

歴史

この地域は、農地としては不向きな粘土質の土地であったため、宅地化が進みました。栄町駅は、栄町団地や新東町団地の住民にとっての最寄りの駅として開業しました。

年表

1980年10月1日：日本国有鉄道（国鉄）幌内線の栄町仮乗降場（局設定）として開業。
1987年
4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道へ継承。同時に駅に昇格し、栄町駅に改称。
7月13日：幌内線の全線廃止に伴い、廃駅となる。

駅構造

廃止時点では、単式ホーム1面1線を有する無人駅でした。元々は仮乗降場でしたが、ホームは3両分の長さがあり、アスファルトで舗装されていました。また、簡素な待合スペースも設けられていました。

興味深い点として、駅の所在地は「栄町」ではなく、栄町との境界線に非常に近い「東町」に位置していました。栄町の区域までは、駅から南東に約50メートルほどの距離でした。

駅跡地周辺

廃止以前から、駅周辺は公営住宅などが立ち並ぶ住宅地でした。幌内線廃止後、駅と線路の跡地には、帯状の新興住宅地「ライブタウン東町」が造成されました。また、かつての栄町駅と幌内線を偲ぶ記念碑も設置されています。

駅周辺の施設

岩見沢栄町郵便局
北海道中央バス「栄町」停留所
* 岩見沢警察署東駐在所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

幌内線

岩見沢駅 - 栄町駅 - 萱野駅

栄町駅は、短い間ではありましたが、地域住民の足として重要な役割を果たしました。廃線後も、駅跡地周辺は住宅地として発展を続け、記念碑がその存在を静かに伝えています。

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