桂三枝のにゅーすコロンブス

『桂三枝のにゅーすコロンブス』は、1990年4月7日から1991年9月28日まで、朝日放送（ABCテレビ）が制作し、テレビ朝日系列局などで生放送されたワイドショー・ニュースバラエティ番組です。毎週土曜日の午前8時30分から9時30分に放送されていました。

番組の司会は、当時桂三枝（現在の六代目桂文枝）が務め、アシスタントは、光岡ディオン（1990年4月 - 9月）、蓮舫（1990年10月 - 1991年3月）、大桃美代子（1991年4月 - 9月）が担当しました。また、レギュラーアナウンサーとして、伊藤史隆（スタジオ進行）と道勇嘉彦（リポーター）、コメンテーターとして細川隆一郎が出演していました。

番組は、前身番組（『おはようワイド・土曜の朝に』→『土曜だエブリバディ!』）とは異なり、「土曜の朝はニュースで遊ぼう!」というキャッチフレーズのもと、複雑で難解なニュースをクイズ形式で解説するというスタイルでした。1985年から関西テレビで放送されていた『モーニングアップル』で司会を務めていた桂三枝が、同番組終了後3年半ぶりに、在阪民放テレビ局のスタジオから土曜日の午前に全国ネットで放送される番組にレギュラー出演を再開したことでも話題となりました。

前番組の『土曜だエブリバディ!』では、東京のテレビ朝日六本木センターのスタジオを使用していましたが、『桂三枝のにゅーすコロンブス』の開始に伴い、朝日放送は土曜日午前中の全国ネット番組を、大阪の本社スタジオからの生放送に戻しました。

番組内で人気を博した企画の一つに「ゴルビーへの道」がありました。これは、桂三枝が当時のソビエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフと対談するという趣旨で、対談実現に向けたプロセスを紹介するものでしたが、実際には対談が実現しないまま番組は終了しました。

番組の放送期間は、同じく桂三枝が司会を務めていた『モーニングアップル』と同じく1年半で、最終回は「スペシャル」として放送されました。

桂三枝は、当番組開始前の1971年1月31日から、同じく朝日放送制作の全国ネット番組『新婚さんいらっしゃい!』の司会も務めており、当番組の終了後も30年半にわたり司会を続けていましたが、2022年3月27日放送分をもって勇退しました。これにより、朝日放送が制作する全国ネット番組へのレギュラー出演を終えています。

また、桂三枝は番組開始後半年間、「TXNニュース THIS EVENING」でもニュースキャスターを務めており、本番組開始の1年前からニュースキャスターを務めていました。

ネット局は、当時の系列に基づいています。番組は、北陸朝日放送では1991年9月28日の最終回のみサービス放送として放送され、それ以前は、石川県ではABC制作の土曜朝のワイドショーは放送されていませんでした。

もう一度検索