桂竹丸

桂竹丸について

桂竹丸（かつら たけまる）は、日本の落語家およびラジオパーソナリティで、1957年3月26日に鹿児島県鹿屋市で生まれました。彼は落語芸術協会に所属し、タレント活動ではトムプロダクションに所属しています。彼の出囃子は「おはら節」で、特に日本史に登場する戦国武将や西郷隆盛、鳥濱トメなど、鹿児島にまつわる人物をテーマとした新作落語が得意です。

来歴

竹丸は名城大学附属高等学校を卒業後、駒澤大学経済学部商学科に進学しました。大学在学中には駒澤大学落語くらぶに所属し、落語の実践を重ねます。大学時代のアルバイト先の同僚には作家の原田宗典がいました。そのエピソードは原田のエッセイ『はたらく青年』に描かれています。

竹丸は1980年4月に本名で日本テレビの『お笑いスター誕生!!』に出場しました。彼は5週勝ち抜き銀賞を獲得し、このときは落語だけでなく漫談も披露しました。なお、彼の当時の芸名は「あらポン太」でした。

1981年1月、四代目桂米丸のもとに入門し、「竹丸」という名前を名乗ります。1985年5月には二ツ目に昇進し、その後は北海道のSTVラジオで番組を担当し、松山千春との親交も始まりました。1990年にはNHK新人演芸コンクールに入賞し、1991年には国立演芸場花形演芸会銀賞とNHK新人演芸大賞大賞を受賞しました。

1993年8月には真打に昇進し、1999年にはMBCラジオの『日曜ワイド竹丸・知子のみなみなサンデー』がまたたく間に評価され、優秀賞を受賞しました。彼はこの頃からSTVラジオから故郷のMBCラジオへと移行し、より多くのメディア活動を展開しました。

また、2014年9月にはタイのチュラロンコン大学でタイ語の落語を披露するなど、国際的にも活動を広げています。2020年12月には「桂竹丸落語会」の取り組みが評価され、文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞を受賞しました。

芸歴

• - 1981年1月: 四代目桂米丸に入門、「竹丸」を名乗る。
• - 1985年5月: 二ツ目昇進。
• - 1993年8月: 真打昇進。

現在の出演番組

彼は現在、MBCラジオの『たけまる商店・営業中』や『竹丸のおもしろ歴史講座』、NHKラジオの『真打ち競演』（不定期）などに出演しています。

過去の出演番組

竹丸はこれまでに多くのラジオおよびテレビ番組に出演してきました。代表的なラジオ番組には、ニッポン放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』、文化放送の『激ラジモンターマン大逆襲』、STVラジオの『竹丸の芸人列伝』などがあり、テレビ番組でも『笑点 若手大喜利』や『ドバドバ大爆弾』などに出演しています。

影響を受けた人物

桂竹丸は、元妻で元STVアナウンサーの坂本咲子や、親友の歌手松山千春など、多くの著名人と親交があります。また、放送作家の高田文夫や奥山コーシン、シンガーソングライターのみのや雅彦、さらには山田邦子などとも関係を築いており、彼の落語スタイルにさまざまな影響を与えています。

彼のこれからの活動にも期待が高まっています。

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