桃園駅 (台湾高速鉄道)

桃園駅 (高鉄桃園駅/ガオティエタオユェン駅)

桃園駅は、台湾桃園市中壢区青埔地区に位置する台湾高速鉄道（高鉄）の駅です。一般的には青埔駅とも呼ばれています。本記事では、隣接する桃園機場捷運（桃園捷運機場線）の高鉄桃園駅についても解説します。

概要

2007年に高鉄の駅が開業しました。桃園捷運が開通するまでは、台湾桃園国際空港の最寄り駅としての役割を担っていました。2017年に桃園機場捷運が開業し、乗り換え駅として、桃園市の重要なターミナル駅となっています。

歴史

台湾高速鉄道

2002年5月30日 - 起工。
2006年11月10日 - 駅舎竣工。
2007年
1月5日 - 仮営業開始。
3月2日 - 正式開業。
2009年12月16日 - チャイナエアラインが駅構内に桃園国際空港出発旅客向けのチェックインカウンターを開設。
2010年3月1日 - エバー航空およびユニー航空も駅構内にチェックインカウンターを開設。
2014年
2月28日 - エバー航空およびユニー航空のチェックインカウンターが営業終了。
12月31日 - チャイナエアラインのチェックインカウンターが営業終了。

桃園捷運

2017年
2月2日 - 桃園機場捷運の駅が仮開業（予約団体試乗）。
2月16日 - 当駅での整理券方式による無料体験試乗を開始（日中8-16時のみ）。
3月2日 - 正式開業（4月1日までの1ヶ月間は半額）。
2018年3月1日 - 一部直達車の停車駅となる。

駅構造

台湾高速鉄道

駅舎は森海國際工程顧問股份有限公司と沈祖海連合建築師事務所が設計し、互助営造と大林組のJVが施工を担当しました。総床面積は81,516平方メートルです。建設当時は軍用飛行場の離着陸コースに該当したため、地下駅として建設されました（現在は飛行場は廃止）。

地上1階、地下2階建ての構造で、地上1階は改札口、券売機、窓口、案内カウンターなどがあるコンコース階、地下2階がホーム階となっています。地下1階には機場捷運への乗り換え改札があります。

ホームは相対式ホーム2面4線を有し、トンネル内に位置しています。地上改札階からエスカレーターまたはエレベーターでホームへ移動します。上下ホーム間には通過線と仕切り壁があるため、互いのホームを視認することはできません。かつては通過列車も減速していましたが、2011年の改善工事により減速せずに通過できるようになりました。

改札階にはコンビニエンスストアや売店があります。かつては空港出国旅客向けの航空会社チェックインカウンターがありましたが、利用客減少のため撤去されました。ただし、桃園捷運の開業に伴い、復活の動きも見られます。

地上1階には8箇所の出入口があります。

のりば

(省略)

桃園捷運

相対式ホームと島式ホームが混合した2面3線の高架駅です。可動式ホーム柵が設置されています。

東西にそれぞれ1つずつ出口があり、東側は地上および地下1階の高鉄駅改札口と直結しています。

のりば

(省略)

利用状況

燃油価格の高騰により、高速鉄道の定期券代が自家用車通勤費よりも安くなったため、マイカー通勤から鉄道利用への転換が進んでいます。また、住宅価格が比較的安価なため、台北方面への通勤客が急増しています。桃園-台北間の定期券利用者は、2007年の約800人から2012年には約3,200人へと増加しました。

高鉄桃園駅の2016年の1日平均利用客数は32,613人で、高鉄駅の中では4番目に多いです。桃園捷運の駅としては、台北車站、機場2駅に次いで4番目となっています。

駅周辺

GLORIA OUTLETS華泰名品城
宜家家居 桃園店
桃園市中壢区青埔国民小学
桃園市立大園国際高級中学
桃園市立青埔国民中学
桃園国際野球場
大江国際購物中心
大竹交流道
桃園市立美術館（計画中）
ランドマークプラザ桃園
桃園水族館（シーパラダイス）
橫山書法美術館（計画中）
台湾高速鉄道探索館

隣の駅

台湾高速鉄路

■台湾高速鉄道
板橋駅 - 桃園駅 - 新竹駅

桃園捷運

機場線（桃園機場捷運）
■環北行直達車
機場第二航廈駅（A13） - 高鉄桃園站駅（A18） - 環北駅（A21）
■普通車
* 領航駅（A17） - 高鉄桃園站駅（A18） - 桃園体育園区駅（A19）

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