桃林寺 (鈴鹿市)

桃林寺について

桃林寺（とうりんじ）は、三重県鈴鹿市にある臨済宗東福寺派の寺院です。山号を龍雲山と称し、本尊として釈迦如来を安置しています。この寺は、養和元年（1181年）に慈鎮によって開山されたと伝えられており、創建当初は天台宗に属していました。しかし、その後の兵火などにより一時衰退を余儀なくされました。

歴史

桃林寺は、創建から数百年後、慶長年間（1596年 - 1615年）に再興され、この時に禅宗へと改められました。この再興により、寺は新たな歴史を歩み始め、今日に至るまで地域の人々に心の拠り所として親しまれています。長い歴史の中で、桃林寺は多くの変遷を経験しましたが、その精神は今もなお受け継がれています。

文化財

桃林寺には、三重県指定の有形文化財である銅鐘が所蔵されています。この銅鐘は、昭和27年（1952年）7月9日に指定されました。鐘には「永享八年丙辰十一月廿五日大工和州葛城友光」という銘が刻まれており、この銘から作られた年代や作者を知ることができます。この銅鐘は、桃林寺の歴史を物語る上で非常に重要な文化財です。

周辺情報

桃林寺の周辺には、椿大神社や小岐須渓谷などの観光スポットがあります。これらのスポットは、自然や歴史に触れることができる場所として、多くの観光客に人気があります。

椿大神社：格式高い神社で、多くの参拝者が訪れます。
小岐須渓谷：美しい自然が広がる渓谷で、ハイキングなどを楽しめます。

アクセス

桃林寺へのアクセスは、近鉄平田町駅またはJR加佐登駅からC-BUS（コミュニティバス）を利用して、「桃林寺」停留所で下車します。

その他の情報

桃林寺は、東海四十九薬師霊場の一つでもあります。また、鈴鹿七福神の霊場巡りの一つとしても知られており、多くの参拝者が訪れています。

外部リンク

鈴鹿市文化財一覧
「鈴鹿七福神」霊場巡り - 鈴鹿市観光協会

桃林寺は、歴史と文化、そして美しい自然が調和した魅力的な寺院です。鈴鹿市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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