桑名郵便局

桑名郵便局の紹介

桑名郵便局（くわなゆうびんきょく）は、三重県桑名市中央町に位置する歴史深い郵便局で、日本郵政が運営しています。住所は、〒511-8799です。この郵便局の起源は1871年にまで遡り、日本の近代郵便制度発足とともに設けられた初期の郵便取扱所にあります。

歴史

桑名郵便局は、東海道の宿場町の一つとして、日本の郵便事業の中心的な役割を果たしてきました。具体的な開局日である1871年4月20日を皮切りに、数々の変遷を経て今日に至ります。1873年には桑名郵便役所としての地位を確立し、さらに1875年には三等郵便局として名称が変わりました。この際に、為替業務も開始しています。

1901年には電信局に統合されて「桑名郵便電信局」となり、その2年後の1903年に現在の「桑名郵便局」という名称に落ち着きました。戦後の1945年には東方分室が新設され、1975年には現在の中央町に移転しました。この際、新たに和文電報や電話通話業務も開始され、1998年には外国通貨両替や旅行小切手の販売も始まりました。

2007年には民営化の影響を受けて、桑名郵便局は郵便事業桑名支店に一部業務を移管し、2012年にはその支店が再び統合されました。このような歴史の中で、一貫して地域の郵便サービスの中心として機能し続けています。

取扱業務

桑名郵便局では、さまざまな業務を行っています。郵便物の取り扱いだけでなく、印紙やゆうパックの発送、内容証明の発行など、幅広い郵便サービスを提供しています。また、貯金や為替、振替業務に加え、国際送金や外貨両替、トラベラーズチェックの取り扱いも行っています。さらに、投資信託や生命保険、自動車保険などの金融商品も取り扱っており、地域住民に広範なサービスを提供しています。

また、ゆうちょ銀行のATMも設置されており、便利な金融サービスも利用可能です。特に、桑名市内の「511-00xx」「511-01xx」「511-08xx」「511-09xx」「511-11xx」といった区域の集配業務も担当しており、地域の生活に不可欠な存在となっています。

周辺環境

桑名郵便局の周囲には、桑名市中央公民館や桑名市体育館、くわなメディアライヴ（桑名市立中央図書館など）といった公共施設や商業施設が点在しています。さらに、国道1号線にも近く、アクセスにも恵まれています。これらの施設は、地域の人々にとっても利用価値が高い場所となっています。

アクセス

アクセスについては、JR関西本線や近鉄名古屋線、養老鉄道養老線の桑名駅から南東へ約900メートルほどの距離にあり、徒歩で約10分の場所にあります。また、三岐鉄道北勢線の西桑名駅からもアクセスしやすい立地です。さらに、K-バスの「くわなメディアライヴ」停留所からも近距離で、多方面からのアクセスが可能です。

自動車の場合は、東名阪自動車道の桑名ICから東へ約4キロメートルの距離にあり、駐車場も30台分のスペースが確保されています。これにより、訪れる方には非常に便利な立地となっています。

桑名郵便局は、長い歴史と地域に密着したサービスを提供し続ける重要な施設であり、今後も地域の発展と共に成長していくことでしょう。

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