K-バス

K-バスについて

K-バス（けーバス）は、三重県桑名市によって運行されるコミュニティバスで、地域住民の利便性を高めることを目的として設計されています。2001年4月1日に運行が始まり、その運営は三重交通と中日臨海バスに委託されています。運行開始当初から、地域の交通手段として重要な役割を果たしてきました。

運行と運賃

K-バスの運賃はどの区間でも100円と統一されており、未就学児は無料で利用可能です。また、回数券の販売も行われており、日常的な利用を促進しています。具体的な運行日については、日曜日および年末年始（12月29日から1月3日）を除く、ほぼ毎日運行されています。

長島地区においては、特に朝の時間帯にデマンド乗合タクシーが運行されており、こちらは200円均一の運賃で提供されています。

運行担当事業者

2021年2月時点での運行担当事業者は以下の通りです。
- 東部ルート、西部北ルート、西部南ルート、南部東ルート、南部西ルート：三重交通桑名営業所
- 多度ルート：三重交通北勢事業所
- 北部ルート、長島ルート：中日臨海バス桑名営業所

K-バスの沿革

K-バスの歴史は1999年にさかのぼります。この年、桑名市でコミュニティバスの実験運行が行われ、その後2000年9月から11月に再度の実験運行を経て、2001年に正式に運行を開始しました。初期の路線は東部・西部・北部の3つでした。2004年には南部ルートが新設され、地元の合併を経て、さらに発展を遂げています。

近年では2020年に多度と長島地区から桑名市役所本庁および桑名市総合医療センターへの直接乗り入れが開始されるなど、利便性の向上が図られています。その結果、地域ごとのニーズに応じたサービスが提供されています。

各ルートの詳細

K-バスには多くのルートがありますが、それぞれが桑名市内の主要な地点を結んでいます。例えば、東部ルートは桑名駅前から始まり、健康福祉センターを経由して市総合医療センターまで運行します。

また、西部北ルートや南部ルートもあり、ショッピングセンターや大学など、地域の重要なスポットを網羅しています。

特に多度ルートは北回り・南回りの2つの運行があり、利用者は自身の目的地に応じて選択することが可能です。美鹿ルートや長島ルートも、地域の慣習や交通需要に対応する形で運営されています。

鉄道との接続

K-バスは各地の鉄道駅との良好な接続を目指しており、桑名駅や長島駅など、主要な駅と連携しています。これにより、利用者は鉄道からの乗り換えもスムーズに行うことができ、利便性が一層高まっています。

車両情報

運行に使用される車両は、専用のカラーリングが施された小型のノンステップバスやマイクロバスが主流で、三重交通および中日臨海バスが共通のデザインを採用しています。車両は地域に馴染んだカラーリングで、地域のアイコンともなっています。

このように、K-バスは桑名市の重要な交通手段として、地域の人々の生活に密接に関わっています。コミュニティバスの運行は、地域の交通利便性を高めるだけでなく、住民の生活の質の向上にも寄与していると言えるでしょう。

もう一度検索