桜井くみ子

桜井くみ子（さくらい くみこ、1981年2月5日 - ）は、大阪府堺市出身の日本の演歌歌手です。レコード会社は日本クラウンに所属し、プロダクションオーロラを経て現在はハセカンパニーに所属していました。

来歴

両親が演歌好きだった影響で、幼い頃から演歌に親しんで育ちました。4歳の時に森昌子の「せんせい」を歌ったのが最初で、その後、地元のカラオケ大会などに出場し、1999年には「第20回MC音楽センター全国大会」で優勝を果たしました。

大阪の短期大学に通っていた18歳の時、歌手になる夢を諦めきれず、学校を中退して上京を決意します。上京後は、作曲家の藤竜之介に師事し、約9年間の厳しい修行に励みました。修行中には数々のオーディションを受けましたが、なかなかデビューには至りませんでした。

デビューできない日々が続く中、両親から地元へ帰るように勧められることもありましたが、持ち前の負けん気の強さで夢を諦めず、2007年7月29日に行われた「日本クラウン創立45周年記念新人オーディション」（応募総数約3,500人）で見事グランプリを獲得し、2008年7月2日に「あばれ船」で念願のデビューを果たしました。同年12月17日には「第41回日本有線大賞」で有線音楽賞を、さらに12月30日には「第50回日本レコード大賞」で新人賞を受賞しました。

2016年には、契約満了によりプロダクションオーロラを退社。2020年末時点ではファンクラブは継続していましたが、2021年2月を最後に公式ブログの更新が止まっています。

人物・エピソード

身長は158cm。本人は自身の性格を頑固で負けず嫌いであると語っています。

猫好き、城好き、河童好きという一面も持ち、最近まで河童が実在すると信じていたそうです。岩手県の遠野市観光協会が発行している「カッパ捕獲許可証」を所有していることでも知られています。

特技の一つとして「着付け」を挙げていますが、これは内弟子時代に学んだものです。新曲キャンペーンなどでは自ら着付けを行うことが多く、ヘアメイクを含めて30分程度で完成させることができるそうです。

また、猫と会話ができるという特技も持っています（母親譲り）。しかし、そのことを関係者などに話しても、ほとんど相手にされないと語っています。

日本クラウンの新人オーディションは、35周年と40周年の際にも受けていました（35周年のグランプリは川野夏美、40周年は神園さやか）。40周年の時には決勝大会まで残り特別賞を受賞しましたが、デビューには至りませんでした。

2009年2月5日にCafesta（カフェスタ）でブログを開始し、その後、Yahoo!ブログ、アメーバブログへと移行しました。

ディスコグラフィ

日本クラウンからリリースされたシングルとアルバムは以下の通りです。

シングル

あばれ船（2008年7月2日）
海峡雪しぐれ（2009年1月21日）
おんな крепост(砦)（2009年9月2日）
другу（友よ）（2010年5月12日）
Hosanna（ホザナ）（2011年2月2日）
木曽恋がらす（2012年1月1日）
風の settled wind（2013年1月1日）
命咲かせて（2014年1月1日）
鳥取砂丘（2015年1月1日）
城崎しぐれ月（2016年1月1日）
別れの болка（2017年1月1日）
道頓堀人情（2018年1月1日）
花model（2019年1月1日）
恋 улицы（2020年1月1日）
おんなの津軽（2021年1月1日）
歌路遥かに（2022年2月2日）

アルバム

桜井くみ子 ファーストアルバム（2010年5月12日）
桜井くみ子 ベストセレクション2012（2012年4月4日）
桜井くみ子 ベストセレクション2014（2014年4月9日）

出演

テレビ

カラオケ1ばん（テレ玉、2012年10月 - 2013年3月14日） - 司会

デジタルラジオ

桜井くみ子の今夜もスマイル!（スターデジオ・STATION 400、2009年10月7日 - 2010年3月24日）

外部リンク

日本クラウンアーティストページ／桜井くみ子
桜井くみ子オフィシャルブログ「くみ子日記」 - ウェイバックマシン（2019年11月1日アーカイブ分）
桜井くみ子オフィシャルブログ「桃栗三年 柿八年」
* 桜井くみ子 (@kumin.manholeclub) - Instagram

もう一度検索