桜台駅 (福岡県)

桜台駅について

桜台駅（さくらだいえき）は、福岡県筑紫野市桜台にある西日本鉄道の天神大牟田線に属する駅で、駅番号はT16です。この駅は、1971年3月1日に新設されて以来、地域の交通の要所として機能しています。

駅の歴史

桜台駅はその開業から数十年にわたり、多くの変遷を経てきました。2006年には新たに東口が設けられ、利用者の利便性が向上しました。さらに、2008年5月にはICカード「nimoca」が導入され、利用者はよりスムーズに乗降できるようになりました。2017年には駅ナンバリングが導入され、2022年には駅集中管理システムが導入された結果、無人駅となりました。

駅の構造

桜台駅は2面2線の相対式ホームを持つ地上駅です。無人駅であるため、自動券売機と自動改札機が設置されています。開業初期には、上りホーム側（西側）にのみ駅舎と改札口が設けられていましたが、後に下りホーム側（東側）にも駅舎と改札口が新設されました。ホームの有効長は8両分となっており、十分なスペースを確保しています。

利用状況

2023年度の桜台駅の1日平均乗降人員は1,912人で、周囲の住宅地や交通の便の良さから多くの利用客が訪れます。駅周辺の開発が進んでいる影響もあり、利用者数は安定した推移を見せています。特に、朝通勤や夕方の帰宅時間帯には多くの人々がこの駅を利用しています。

駅の周辺

桜台駅は筑紫野市の中央部に位置し、1970年代から福岡市へのベッドタウンとして発展してきました。このエリアは古くからの集落ではなく、比較的新しい住宅地が広がっています。このため、商業施設はそれほど多くはありませんが、駅から300メートルほど西に旧国道3号線（県道77号線）が並行しており、交通の便は良好です。また、500メートル北西には国道3号が天神大牟田線を跨ぐ形で通っています。

駅周辺では筑紫野農業者トレーニングセンターや、桜台郵便局、さらに西口より徒歩2分のところにあるジョイフル筑紫野桜台店などの施設があります。

隣接駅

桜台駅は、天神大牟田線において隣接する駅にアクセスすることも可能です。朝倉街道駅（T15）から桜台駅（T16）を経て、筑紫駅（T17）へと続いています。特急列車や急行列車は桜台駅を通過しますが、普通列車が停車します。これにより、アクセスがしやすく、地域の人々にとって重要な交通手段となっています。

まとめ

桜台駅は、福岡県筑紫野市における重要な交通拠点であり、地域の発展と共に歩んできた駅です。無人化されたものの、自動券売機や改札機の導入により、利便性は向上しています。周囲には商業施設は少ないものの、新しい住宅地が広がっており、地域住民にとって頼りになる存在となっています。

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