梅木真美

梅木真美

梅木真美（うめき まみ、1994年12月6日生まれ）は、大分県玖珠郡九重町出身の女子柔道選手です。彼女は身長174cm、バスト107cm、両手共に40kgの握力を持ち、左組み手を使用します。特に得意とする技には、大外刈や寝技、特に三角絞めが挙げられます。

幼少期と柔道の始まり

梅木は、畜産業を営む家庭の三女として誕生しました。幼い頃から、牛の世話や田んぼでの手伝いをしながら成長しました。柔道は、小学校3年生のときに地元の道場で柔道を始めることになり、そのきっかけは駐在の師範からの勧誘でした。体格が良かったため、男子と練習することが多く、当初は嫌だったものの、結果的にその経験が技術の向上に役立ちました。

学業と柔道キャリアの成長

中学校では、熊本県にある柔道の強豪校、小国中学校に進学します。練習は厳しく、特に夏は道場でのストーブを使った稽古が嫌だったと振り返っています。3年生では県大会で勝利し、全国大会にも出場。その後、熊本県立阿蘇中央高等学校へ進学。ここでも数々の大会での実績を残し、1年生で初めての優勝を果たすなど、将来のオリンピックを目指す選手としての道を進んでいきます。

大学時代の挑戦

大学は環太平洋大学に進学し、強豪の選手たちと切磋琢磨しながら技術を磨きました。大学生活では、良い成績を収め続け、特にヨーロッパオープンでの優勝や全日本選手権での活躍が目立ちました。彼女のスタイルは、寝技を重視しながらも立ち技も巧みです。

プロ入りと国際大会での成功

2017年からは綜合警備保障に所属し、柔道のキャリアを続けます。特に2018年の世界選手権では、準決勝まで全てを一本勝ちで進み、決勝で見事優勝を果たしました。この結果により、彼女は多くの称賛を受け、故郷の九重町からも町民栄誉賞が贈られました。

オリンピックへの道

リオデジャネイロオリンピックには出場したものの、初戦で敗退。その悔しさをバネにし、世界選手権で再度代表入りを果たし、2021年には再びオリンピックを目指して挑戦し続けています。彼女は、国際大会での成功の実績を持ちながらも、東京オリンピックには選ばれませんでしたが、2022年以降も数々の大会に出場し続けています。

柔道スタイルの特徴

梅木選手の柔道スタイルは、左組み手を基にして相手の奥襟をしっかりと掴むことから始まります。特に大外刈や払腰を得意とし、寝技でも三角絞めや抑込技の三角固を試合の中で活かしています。彼女は、強力なスタミナを活かし、試合終盤でも十分に力を発揮することで知られています。

まとめ

梅木真美は、その実力と努力で多くのファンに支持される柔道選手です。女子柔道界の新星として期待される彼女の今後の活躍に注目が集まっています。

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