梅谷忠洋

梅谷 忠洋とは

梅谷忠洋（うめたに ただひろ、1952年1月16日生まれ）は、日本の作曲家でありフルート奏者、さらには潜在能力研究の専門家でもあります。彼はM&Uスクールの学長としても知られており、多彩な活動を展開しています。

略歴

彼の音楽の旅は兵庫県・西宮市立今津中学校での学びから始まりました。ここでは、得津武史の指導を受け、吹奏楽の技術を磨きました。その後、大谷大学に進学し、19歳のときに指揮者である宇宿允人に師事しました。このルートを経て、ヴィエール室内合奏団（現在の関西フィルハーモニー管弦楽団）やフィルハーモニアTOKYOの首席フルート奏者として活躍しました。数々のコンチェルト活動に参加し、積極的に演奏の場を広げてきました。

1979年には、歌手小林幸子のために「おもいで酒」を作曲し、これが彼の名を広める一因となりました。この作品は、クラシックの背景を持つ演歌作曲家として彼に注目を集めました。その後、第21回日本レコード大賞や有線放送大賞など、多くの賞を受賞し、音楽界での地位を確立しました。また、NHKなどの放送局ではDJや司会者、音楽講師としても活動しています。

潜在能力研究家としての活動

彼は「人の心に響く音」を探求し、交響詩『生命（いのち）』の作曲を機に音楽と潜在意識に関する研究に取り組み始めました。1987年には、潜在意識開発をテーマとする「M&Uスクール」を設立し、その学長として多くの人々に影響を与えています。このスクールでは、芸術に根ざした感性をもとに、多くの企業での研修を行っており、経営者に対してパーソナルアドバイザーとしても活動しています。

さらに、彼は教育分野にも力を入れており、小学校や中学校、高校などで講演を行っています。また、自衛隊幹部候補生学校でも講演活動を展開し、多岐にわたる層への指導を行っています。1996年からは、リーダー育成を目的とした「マエストロの会」の常任講師としての役割も担っています。

主な著作

梅谷忠洋は著作も多く、以下のような作品を執筆しています：

• - 2002年12月: 「日本人らしく凛と生きる『武士道』の智恵」
• - 2003年07月: 「『孫子』に学ぶ仕事完遂力」
• - 2006年08月: 「幸せに気づく“3daysレッスン”」
• - 2008年05月: 「『孫子』に学ぶ成功黄金律」
• - 2011年03月: 「真の成功者になるための『武士道』の読み方」

これらの著書は、彼の音楽や哲学に基づいて人生やビジネスに役立つ知恵が詰まっています。

メディア出演

彼はメディアにも積極的に出ており、特にテレビでは1982年から1983年の間、NHK教育番組『YOU』の司会を務めました。ラジオ方面でも、NHK大阪FMの「梅谷忠洋のサウンドボックス」や、1985年にラジオ関西で放送された「梅忠の音楽不思議館」などに出演し、多くのリスナーに親しまれました。

梅谷忠洋は音楽を通じて心を豊かにし、潜在意識の重要性を広める活動を続けており、その存在は多方面で影響を持つ重要な人物となっています。

もう一度検索