梶伊織

梶 伊織（かじ いおり）

梶 伊織は、日本のプロラグビーユニオン選手であり、ジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツの一員としてプレーしています。1992年1月30日に奈良県で生まれ、主にセンター（CTB）のポジションを務めています。身長170cm、体重78kgという体格を持ち、チームメイトからは「カジ」というニックネームで親しまれています。選手として目標とする人物に宮澤正利氏を挙げています。

幼少期から学生時代

奈良県大和郡山市で育った梶選手は、幼少期からラグビーに親しみ、地元の少年少女ラグビースクールでその基礎を築きました。スクール卒業後、奈良県立御所実業高等学校に進学し、高校ラグビー界で頭角を現します。御所実業高校は全国的に知られるラグビー強豪校であり、厳しい練習環境の中で選手としての実力を磨きました。高校時代の同級生には、後にトップリーガーとして活躍する竹田宜純選手らがいます。

高校卒業後の2010年、大東文化大学に進学。関東大学ラグビーリーグ戦グループに所属する大東文化大学ラグビー部に入部しました。大学でもポジションはセンターとして、チームの中心選手として成長を遂げました。特に、卒業を翌年に控えた2013年には、大東文化大学ラグビー部の副将という重要な役職を担い、チームをまとめるリーダーシップを発揮。選手としてだけでなく、組織の一員としての責任感も培いました。大学時代の同級生には、後にプロの舞台で活躍する高橋洋丞選手がいます。

プロキャリア

大東文化大学を卒業した2014年、梶選手は日本のトップリーグに所属していたパナソニック ワイルドナイツへの加入を果たし、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。現在の埼玉パナソニックワイルドナイツの前身にあたるチームです。強豪チームへの入団は、新たなレベルでの挑戦となりました。

入団後、チームの高度な戦術や厳しい競争の中で実力をさらに高め、チャンスを掴みました。そして、2017年9月9日に行われたジャパンラグビートップリーグの第3節、コカ・コーラレッドスパークス戦において、途中出場ながら公式戦でのデビューを果たしました。これは、プロ入りから3年を経て掴んだ、選手としてのキャリアにおける記念すべき一歩となりました。

以来、梶選手は埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、リーグワンの舞台でプレーを続けています。センター（CTB）として、攻撃においては鋭い突破やパスワークでチャンスメイクし、防御においては相手のアタックを阻む堅実なタックルでチームに貢献しています。

まとめ

奈良県でラグビーと出会い、御所実業高校、大東文化大学を経てプロの道に進んだ梶伊織選手。学生時代には副将を務めるなどリーダーシップも発揮し、パナソニック ワイルドナイツ（現：埼玉パナソニックワイルドナイツ）加入後は、経験を積み重ねながらトップリーグ、そして現在のリーグワンという日本の最高峰の舞台で活躍を続けています。センターという重要なポジションで攻守にわたりチームを支える梶選手の、今後のさらなる活躍が期待されます。

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