梶原宏之

梶原宏之（かじはら ひろゆき）は、1966年9月28日生まれの日本の元ラグビー選手です。山梨県出身で、ポジションはフランカー（FL）として活躍しました。日本代表としてのキャップ数は31を数え、日本ラグビー界に名を刻んでいます。

生い立ちとラグビーとの出会い

梶原は、山梨県で生まれ育ち、日川高校でラグビーを始めました。当初のポジションはロック（LO）でしたが、有賀健監督の指導のもと、厳しい練習に励み、チームを2年連続で全国高等学校ラグビーフットボール大会（花園）ベスト4に導きました。この頃から、その才能は注目を集めることとなります。

大学・社会人での活躍

その後、筑波大学に進学し、薫田真広らと同期としてプレーしました。卒業後は東芝に入社し、社会人ラグビー選手として活躍しました。

1989年には日本代表に選出され、スコットランド戦で初キャップを獲得。この試合は、日本ラグビー史に残る歴史的な勝利として語り継がれています。1991年には、ラグビーワールドカップ1991に出場。日本代表のワールドカップ初勝利となったジンバブエ戦にも出場し、持ち味のタックルでチームの勝利に貢献しました。また、1992年には全国社会人大会で準優勝を経験しました。

指導者としてのキャリア

1994年に東芝を退社し、地元山梨県の高校教員に転身。教員として働きながらも、勝沼クラブで選手としての活動を続け、日本代表にも選出されています。1995年にはラグビーワールドカップ1995に出場。

1996年には、対アメリカ代表戦で初勝利を飾り、アジア選手権では優勝を経験しました。1997年からは、桂高校に赴任。2003年には、山梨県大会決勝で母校の日川高校を破り、桂高校を初の花園出場に導きました。2005年には、2度目の花園出場も果たしています。その後は、高校日本代表やU19日本代表のコーチも歴任し、指導者としての才能も発揮しました。2008年には、母校の日川高校に赴任し、後進の指導に力を注ぎました。

大学監督としての挑戦

2019年からは、山梨学院大学ラグビー部の監督に就任し、大学ラグビー界でもその手腕を発揮しています。

まとめ

選手としてはもちろん、指導者としても、その卓越した能力を発揮し、数々の偉業を成し遂げた梶原宏之。彼の情熱と指導力は、山梨県のラグビー界に大きな影響を与え、多くの選手を育成しました。その功績は、今後も長く語り継がれることでしょう。

関連項目

山梨県出身の人物一覧
山梨県立日川高等学校
筑波大学ラグビー部
東芝ブレイブルーパス東京

外部リンク

* 2019 ALL FOR JAPAN TEAM

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