森元一気

森元 一気

森元 一気（もりもと いっき）は、2002年10月22日生まれの日本のラグビーユニオン選手です。広島県のラグビー強豪校である尾道高等学校でプレーした後、大学ラグビー界の名門、帝京大学へと進学。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する狭山セコムラガッツの一員として活躍しています。

森元選手は、高校時代からその才能を示していました。高校2年次には、若手育成を目的とした全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会、通称KOBELCO CUPにU17中国地区のメンバーとして出場。全国レベルの舞台で経験を積み、今後の活躍を期待される存在となりました。

帝京大学に進学後は、さらなる飛躍を目指しました。大学3年次に関東大学春季大会で公式戦に初出場。リザーブとしてナンバー8のポジションで、記念すべき大学での第一歩を踏み出しました。

そして大学最終学年となる2025年、森元選手はチームの中心選手の一人として重要な役割を担いました。同年1月に行われた第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、栄えある決勝戦に先発メンバーとして出場。背番号7のフランカーとしてグラウンドを駆け巡り、チームの勝利に大きく貢献しました。この優勝により、帝京大学は大会史上でも稀な4連覇という偉業を達成。森元選手はその歴史的瞬間に立ち会った中心メンバーの一人となりました。

大学での輝かしい実績を残した後、森元選手はプロの世界へ挑戦することを決めます。大学4年次だった2025年2月には、ジャパンラグビーリーグワンに所属する狭山セコムラガッツへのアーリーエントリーによる加入が発表されました。アーリーエントリー制度は、大学卒業を待たずにプロチームに早期合流し、リーグ戦に出場できる制度であり、即戦力としての期待の高さを示しています。

同年3月に帝京大学を正式に卒業し、プロラグビー選手としてのキャリアを本格的にスタートさせました。

現在、森元一気選手は狭山セコムラガッツの一員として、リーグワンの舞台でプレーしています。大学選手権決勝で見せた力強いプレーと、将来を嘱望される若手選手として、今後のジャパンラグビーリーグワンでのさらなる活躍が期待されています。フランカーやナンバー8といったバックローのポジションで、チームの勝利に貢献していくことでしょう。

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