森島厳島浅間神社

森島厳島浅間神社について

森島厳島浅間神社は、静岡県富士市森島に位置する神社です。この神社は、厳島神社の市杵島比売命（いちきしまひめのみこと）と浅間神社の木花之佐久夜毘売命（このはなのさくやひめのみこと）という二柱の神を主祭神としています。全国に数ある厳島神社と浅間神社の一つであり、地域の人々から信仰を集めています。

歴史

この神社の歴史は、明治時代にまで遡ります。1891年（明治24年）に、森島厳島神社が森下浅間神社を合祀し、現在の森島厳島浅間神社となりました。それぞれの神社の歴史は以下の通りです。

森島厳島神社

元々は森島辨才天社（もりじまべんざいてんしゃ）という名前でしたが、1868年（明治元年）3月の神仏分離令により、森島厳島神社と改称されました。この改称は、神仏習合の信仰から、神社と仏閣を分離する動きの中で行われました。

森下浅間神社

森下浅間神社は、急流である富士川の洪水から地域を守るため、また農地、特に稲作への安定的な水の供給を願って、水の神である木花之佐久夜毘売命を祀っていました。この神は、森下村（現在の富士市の一部）の氏神様として大切にされていました。しかし、1858年（安政5年）6月の富士川の洪水で社が流されてしまい、その後再建されることはありませんでした。

境内

神社の境内は246坪の広さを持ち、本殿、拝殿などが配置されています。拝殿は、地域の公的な倉庫としても利用されており、地域の人々にとって重要な場所となっています。

祭礼

森島厳島浅間神社では、以下の例祭が執り行われています。

合祀祭：5月2日
秋季例大祭：10月16日

これらの祭礼は、地域住民にとって重要な行事であり、神々への感謝と地域の繁栄を祈る場となっています。

現地情報

所在地

静岡県富士市森島宇西側274番地

交通アクセス

JR東海道本線 富士駅より徒歩約20分
東名高速道路 富士川スマートICより自動車で約10分
* 東名高速道路 富士ICより自動車で約20分

まとめ

森島厳島浅間神社は、二つの神社の歴史と信仰を受け継ぐ、地域にとって大切な神社です。その歴史を辿ることで、地域の文化や信仰のあり方を垣間見ることができます。富士市を訪れた際には、ぜひこの神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

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