植地毅

植地毅（うえち たけし）は、1972年生まれ、東京都原宿出身のフリーライター、グラフィックデザイナーです。洋ゲー（海外ゲーム）について語る際には、「マスク・ド・UH」という名義を使用しています。

経歴

植地氏は、もともとグラフィックデザイナーとして、ロックやパンク系のレコードジャケットやTシャツのデザインを手掛けていました。1995年に『GON!』と『スーパー写真塾』でライターとしてデビューし、その後、映画、音楽、漫画など幅広いジャンルで執筆活動を開始しました。

2003年には、ロックスター・ゲームスに入社し、日本における『グランド・セフト・オート』シリーズの普及に大きく貢献しました。2006年に同社を退社後は、主に「マスク・ド・UH」として洋ゲー専門のライターとして活動し、ファミ通などのゲーム雑誌で連載を持つなど、精力的に情報発信を続けています。また、2011年には活動の拠点をタイのバンコクに移しました。

著書

植地氏は、単著と共著を含め、多数の書籍を出版しています。その著作は、映画、ゲーム、漫画など、多岐にわたるジャンルに及んでいます。

単著

『爆走!!アクション・ムービー・ジャンキーズ―’90sアクション映画観戦ガイド』（1998年、水声社）
『デス・オモチャ』（2000年、徳間書店）
『絶滅危惧ビデオ大全』（2007年、三才ブックス）


共著

『マンガ地獄変』（1996年、水声社）
『悶絶!プロレス秘宝館』（1997年、バーン・コーポレーション）
『タイマン!男魂マンガ高校 (マンガ地獄変2)』（1997年）
『悶絶!プロレス秘宝館vol.2』（1997年、バーン・コーポレーション）
『トラウマ・ヒーロー総進撃! (マンガ地獄変3)』（1998年）
『仁義なき戦い 浪漫アルバム』（1998年、徳間書店）
『悶絶!プロレス秘宝館vol.3』（1999年、バーン・コーポレーション）
『東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム』（1999年、徳間書店）
『激辛!アジアン・ムービー・ジャンキーズ』（1999年、水声社）
『超クソゲーINTERNATIONAL バトルゲーム大全』（2002年、太田出版）
『洋ゲー通信 Airport 51』（2008年、エンターブレイン）
『トラック野郎 浪漫アルバム』（2014年）
『東映スピード・アクション浪漫アルバム』（2015年）
『不良番長 浪漫アルバム』（2017年、徳間書店）
『東映実録バイオレンス 浪漫アルバム』（2018年、徳間書店）



これらの著書から、植地氏が、映画、ゲーム、漫画、プロレスなど、多岐にわたるジャンルに深い知識と愛情を持っていることが伺えます。特に、洋ゲーに関する知識は非常に深く、その分野の第一人者として知られています。また、杉作J太郎氏との共著も多く、サブカルチャーへの造詣の深さがうかがえます。

植地氏は、フリーライター、グラフィックデザイナーとして、幅広い分野で活躍しており、その活動は今後も注目されます。

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