植木等ショー

植木等ショーについて

『植木等ショー』（うえきひとしショー）は、1967年7月6日から1968年1月11日、さらに1968年7月4日から12月26日にかけて放送された公開バラエティ番組です。この番組はTBS系列で制作され、全51回にわたって放送されました。放送時間は毎週木曜日の21:00から21:30までの30分間で、初期の放送は白黒でしたが、1967年10月5日からカラー放送に切り替わりました。

この番組は植木等にとって初めての冠番組であり、彼の個性が前面に出たワンマンショー形式が特徴です。番組の構成には、小林信彦が関わっており、独特のウィットに富んだコントや歌が展開されました。多くの芸人やアーティストがゲスト出演し、その多彩さが番組の人気を高めました。

ゲスト出演者一覧

番組には実に多くの著名なゲストが登場しました。男性ゲストとしては、青島幸男、榎本健一、緒形拳、加山雄三、北島三郎、坂本九、ザ・ドリフターズ、藤田まことなど、多彩なメンバーが揃い、彼らの個性的なパフォーマンスが番組を盛り上げました。さらに、横山やすし・西川きよしやスパイダース、ハナ肇とクレージーキャッツなども名を連ね、視聴者を楽しませていました。

女性ゲストでは、江利チエミが第1回のゲストとして参加し、その後もザ・ピーナッツ、水前寺清子、森光子、吉永小百合などが登場しました。才能豊かな女優や歌手たちが多く出演し、毎回新しい魅力を番組にもたらしました。

番組の記録と映像

『植木等ショー』の貴重な映像は、2007年に放送された植木等の追悼特番にて公開されました。この特番では、TBSのライブラリーに残された映像が使用され、オープニングおよびエンディングの音声もフィルムから取り出されました。これらの映像は後に音楽CDにも収録され、ファンにとって貴重なライブラリとなっています。

また、1995年にはビデオとレーザーディスクとして発売された『クレージーキャッツ メモリアル』に、番組の一部が収録されました。この編集版には、1967年12月28日の放送回における東京交響楽団とクレージーキャッツによる音楽コントが含まれています。

さらに2010年には、植木等が個人で所有していたフィルムから17本の映像が発掘され、『植木等スーダラBOX』として人気を博しました。このセットには、1967年と1968年の重要な放送回が完全収録されており、またハナ肇が所有していた貴重な映像も含まれています。

まとめ

『植木等ショー』は、時代を超えて多くの人々に愛された番組であり、植木等のエンターテイメントとしての才能を示しました。その独特のスタイルと豪華なゲスト陣が織りなす番組は、視聴者に楽しい時間を提供し、今でも記憶に残る重要な文化的遺産として語り継がれています。

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