横山やすし・西川きよし

横山やすし・西川きよし

横山やすし（1944年3月18日 - 1996年1月21日）と西川きよし（1946年7月2日 - ）は、日本の漫才界で非常に有名なコンビです。彼らは吉本興業に所属し、漫才師としてだけでなく、司会者としても広く知られていました。通称は「やすきよ」や「やすし・きよし」で、独自の漫才形式は「やすきよ漫才」と呼ばれています。彼らの代表的なギャグには「怒るでしかし！」（やすし）、そして「小さな事からコツコツと」（きよし）があります。

メンバーのプロフィール

• - 横山やすし: 主にボケを担当し、立ち位置は左側。高知県出身で、大阪で育ちました。やすしは彼の強烈なキャラクターと迫力ある演技で、観客を魅了しました。
• - 西川きよし: 主にツッコミを担当し、立ち位置は右側。やはり高知県出身で、大阪で成長しました。きよしはスマートなジョークで観客の笑いを引き出す役割を持っています。

コンビの歴史

1966年5月21日に結成された彼らは、京都花月で初舞台を飾りました。その後すぐに1960年代の演芸ブームに乗り、非常に人気を博します。1980年代にはテレビ番組の司会として忙しく活動し、漫才ブームにおいてもリーダー的存在にまで上り詰めました。

1986年にはきよしが国会議員に当選し、その後しばらく活動は休止とされます。その時期、やすしは不祥事に見舞われることが増え、次第に吉本興業との契約を解消されます。これにより、事実上コンビは解散状態となり、やすしは1996年に逝去しました。一方で、きよしは活動を続け、現在も第一線で活躍しています。

漫才スタイル

やすし・きよしの漫才は、初期にはやすしがネタの大部分を作成し、きよしがそれに対して修正を加えながら進められました。彼らのスタイルは、暴力的とも言える激しいやり取りが特徴で、観客に強い印象を与えました。やがて、暴力的な要素を減少させ、言葉によるギャグを中心に進化させていきました。

また、彼らの漫才の特徴は、ボケとツッコミの役割が入れ替わることがあったことです。この新しいスタイルは、「型破りの漫才」として多くの漫才師に影響を与えました。

芸人としての影響

やすし・きよしは、漫才の形式を進化させ、特に「リードするボケ」という新しい概念を確立しました。これにより、多くの後輩漫才師たちが生まれ、漫才界全体の活性化に寄与しました。マネージャーだった木村政雄は、彼らの存在が漫才のブーム前後を繋いでいたと評価しています。

テレビ出演

二人は、多くのテレビ番組でも活躍しました。代表的な番組は以下の通りです：

• - 「ヤングおー!おー!」
• - 「モーレツ!!しごき教室」
• - 「やすきよの結婚します!」
• - 「シャボン玉プレゼント」
• - 「THE MANZAI」

このように、やすしときよしは、そのユニークなスタイルで多くの人々に愛され続けており、今もなお日本の漫才史の中で特別な位置を占めています。

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