楠元町 (名古屋市)

楠元町 (くすもとちょう)

楠元町は、愛知県名古屋市千種区の中央部に位置する町名です。1丁目と2丁目が存在し、住居表示は未実施となっています。

地理

楠元町は千種区の中央に位置し、東は日和町、本山町、西は城山町、南は末盛通、北は春里町と隣接しています。この地域は、名古屋市の中でも比較的落ち着いた住宅地としての特徴を持っています。

歴史

地名の由来

楠元町の地名は、かつて春里町にあった八幡社の境内に生い茂っていた楠木に由来すると伝えられています。この地域は「楠」と呼ばれ、その南部に位置することから楠元町と名付けられました。

沿革

1945年（昭和20年）9月20日 - 千種区田代町の一部が分離し、楠元町として成立しました。
1947年（昭和22年） - 愛知中学校が開設されました。
1948年（昭和23年） - 愛知高等学校およびその定時制高校が開設されました。
1950年（昭和25年） - 愛知学院短期大学が開設されました。
1953年（昭和28年） - 愛知学院大学商学部が開設され、学術的な地域としての性格を強めました。
1967年（昭和42年） - 愛知中学校・高等学校が千種区光が丘へ移転しました。
1974年（昭和49年） - 愛知学院大学が日進町（現在の日進市）のキャンパスに多くの学部を移転し、楠元町周辺の大学施設は縮小されました。

人口

2019年（平成31年）1月1日現在の情報では、楠元町の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数：(実際の数字は省略)
人口：(実際の数字は省略)

国勢調査による人口の推移は、戦後の復興期から高度経済成長期にかけて増加しましたが、大学の移転などに伴い、近年は減少傾向にあります。詳細な人口データは、参考文献に挙げられている各年の名古屋市統計年鑑をご参照ください。

学区

楠元町にお住まいの方が市立小・中学校に通う場合、学校は以下の通りです。具体的な学校名については、最新の情報を名古屋市のウェブサイトでご確認ください。また、公立高等学校に通う場合の学区についても、同様に名古屋市の情報をご確認ください。

施設

愛知学院大学：かつて楠元町に本部がありましたが、現在は日進キャンパスが中心となっています。しかし、現在も楠元町には一部施設が残っています。
位置：北緯35度10分3.4秒 東経136度57分40.7秒

その他

郵便番号：464-0037（集配局は千種郵便局です）

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。
名古屋市総務局企画室統計課 編『昭和31年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1957年。
名古屋市総務局企画部統計課 編『昭和41年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1967年。
名古屋市総務局統計課 編『昭和51年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1977年。
名古屋市総務局統計課 編『昭和60年国勢調査 名古屋の町・丁目別人口（昭和60年10月1日現在）』名古屋市役所、1986年。
名古屋市総務局企画部統計課 編『平成2年国勢調査 名古屋の町（大字）別・年齢別人口（平成2年10月1日現在）』名古屋市役所、1994年。
名古屋市総務局企画部統計課 編『平成7年国勢調査 名古屋の町（大字）・丁目別人口（平成7年10月1日現在）』名古屋市役所、1996年。

関連項目

名古屋市の地名
千種区

外部リンク

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