楠橋駅

楠橋駅について

福岡県北九州市八幡西区に位置する楠橋駅（くすばしえき）は、筑豊電気鉄道の筑豊電気鉄道線に属し、駅番号はCK16です。この駅は1958年に開業し、同年10月には楠橋車庫が完成しています。1999年には、電車営業所が黒崎車庫前停留場から当駅に移転し、現在は無人駅として利用されています。

駅の構造

楠橋駅は地上駅で、相対式ホームを2面と2線を有しています。無人駅ではありますが、近隣には楠橋電車営業所と車両基地があり、ここでは忘れ物の受け取りや定期券、回数券などの購入が可能です。また、乗務員の交代もこの駅で行われています。

駅の筑豊直方側には踏切があり、その先には折り返し用のポイントが設けられています。平日の朝夕および土休日の朝には、黒崎駅前方面からの一部の電車が当駅で折り返し運転を行います。さらに、早朝や深夜には、車庫への出入庫を兼ねた当駅と筑豊直方駅間の区間便も運行されています。

なお、筑豊直方方面のホームは車庫から直接アクセスできない構造のため、当駅始発の筑豊直方行きは黒崎駅前方面のホームから出発します。そのため、実際ののりば番号標は設けられていないが、列車の運転指令上では番号が設定されています。

楠橋車庫の役割

楠橋車庫は、1959年に完成した筑豊電鉄で唯一の車庫です。初めは2線のみでしたが、その後、1962年に3・4番線が増設され、1976年には5・6番線も設けられました。しかし、5番線は2000形の廃車に伴い、2018年頃には廃止されています。この車庫では、車両の列車検査や月検査が行われますが、工場機能は存在せず、全般検査や重要部検査は1992年以前は西鉄北九州線の砂津工場で、以降は黒崎工場で実施されています。

利用状況

2021年度のデータによると、1日平均の乗降人員は395人でした。近年の利用者数は、時期によって変動がありますが、やはり周囲の田園地帯の影響もあり、訪れる方々には落ち着いた雰囲気が好まれています。

周辺環境

楠橋駅周辺は、穏やかな田園風景が広がっており、自然を感じることができる環境です。駅の利用者や地域の住民にとって、リラックスしたひとときを提供しています。この静かな場所では、散策や軽い運動を楽しむのにも適した地域です。

隣接駅

楠橋駅の隣には筑豊電気鉄道線の筑豊香月駅（CK15）と新木屋瀬駅（CK17）が位置しています。これにより、地域の交通の要所としての役割も果たしています。

このように、楠橋駅は北九州市内の重要な交通機関として存在しながら、田園風景に囲まれた静かな環境を提供しています。

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